のはなしし

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著者 : 伊集院光
  • 宝島社 (2014年6月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796682640

のはなししの感想・レビュー・書評

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  • ”のはなし”シリーズは全て読んでいます。
    黒の伊集院光氏といえるラジオ番組も初回から聞いています。
    昔から共感する部分があり、生や死に対する記載もとても共感できました。
    最後の奥様の弟さんに関するものは初めて聞きました。(たぶんラジオでも詳細は語っていなかったと思います)
    死んだ人に対する、何とも言えない虚無感は言葉に表しにくいものです。

  • 内容紹介
    大事な第一話のタイトルが「ああああ」って、そんないいかげんなことでいいのだろうか?(本人談)。絶対におもしろい伝説のエッセイ。待望の『のはなしし』完成!「ああああ」の話から「んかきそこねもの巻」の話まで。笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる!って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。


    本書を読んでいくうちに、どこかで聞いたような、既読感を覚える話が時折出てくる。

    おそらく、著者がradioで過去に話し、聞いたことがあったから。

    ナインティナインにも言えるように、この二組に対する興味にはブランクがある。

    共通するのは深夜ラジオのパーソナリティーであったこと。

    しかし、学生生活を終えるとともに僕は深夜ラジオから卒業してしまった。

    卒業といえば話は良いかもしれないが、深夜にラジオを聴くような余裕がなかったというのが本当のところである。

    あれから干支が一周するほどの時間が経った。

    世の中にはスマートフォンなるものが出回り、

    僕自身その文明に利器を手にしてから、たくさんのラジオ音源をインターネットの世界で見つけることになる。

    農作業という単調な作業の中、

    懐かしさも相まって著者の声は仕事のお伴となり、空白の期間を埋めていった。

    なにより有難かったのは、もっとも聞いていた二組が未だに同じようにその場にいてくれたことである。

    よって本書「のはなしし」においても、内容が10年以上前のエッセイの追筆であろうとも、

    リアルタイムで話しているかのように読み進むことができた。

    著者には様々な顔がある。

    とてもシャイで自分をひけらかさない。

    褒められることを怖がり、冗談で誤魔化す。

    江戸っ子っていうのはこういう人なのかなと漠然と思う。

    熱い風呂に入ってもヤセガマンする人みたいな。素直じゃないあの感じ。

    そんな著者の文章は逆に素直な印象を受ける。

    とても真っ直ぐで、元落語家の遺伝子がそうさせるのか、

    しっかりマクラがあってフリがあって最後にオチをつける。

    またオチを期待していると、見切ったようにハズシてくる。

    一番印象に残ったのは『「路地」のはなし』だ。

    とても短く、オチもない。

    オチがあるものと読み進めてきた終盤に視点をそらされる。

    心に残る。

    何かが心に突き刺さる。

    そんな感じの読後感。。。

  • 伊集院さんのラジオと同じで、リズム感がものすごく、読んでて心地よい。何処から読んでも面白いけど、ラストはちゃんと伏線を回収してて、鳥肌たった。

  • 伊集院光さんのエッセイ、のはなしシリーズ第4作。期待を裏切らない、安定の面白さ。のはなしではこういうのを読みたいんだよね、という期待値にピッタリ寄り添っている感覚。そのテンションを4作ずっとキープしているのもすごい。時々全作ぐるっと読み返したくなるシリーズですが、もちろんこの一冊もその仲間入りです。

  • 「のはなしし」読了。笑える話もあれば良い話もある。言葉の選び方がうまく、頭でイメージすると不思議とおもしろい絵が出来上がっている。そしてなぜに子供時代の記憶が引っぱり出される。最後の話はゲーム好きならではで、じんわり感動させてくれる。

    個人的には「見間違い」の話の中に出てくる「ドラえもんえかきうた」のたとえがスマッシュヒット。あれは実際に見た人しか分からないだろうが、憶えている人はあの文脈で出されるとその凄さが分かるはず。

  • "あ〜ん"までをタイトルに日々の何気ないこと、くだらないこと、おかしいこと、じんとくることなどバラエティ豊かなエッセイ集第4弾。ラジオの軽妙なトーク同様に確信的に笑いへと誘導させられる。名エッセイストと呼びたい。

  •  深夜ラジオのカリスマパーソナリティーは気鋭のカリスマエッセイストでもあるのかもしれない。
     落語家時代から積み上げられてきた卓越した話術がそのままのクオリティで文章に転化した本書。そのテンポ、語り口はまるで無声ラジオを聴いているかのような陶酔感を与え、読む人を活字の渦に飲み込んでいく。
     内容も著者独特のユーモラスかつ自虐的な目線が光る笑える話や、一抹の哀愁を読後感に忍ばせる話、ふとした日常の為になる話など、人生経験の豊富さがにじみ出る幅の広いものとなっている。
     ちなみに私はエビフライおじさんの話が好き。そのほかにも所々感極まってしまった。
     重ねた年月というのは、ここまで人を魅了するんだなあ。

  • 公式の話、ちょっと『博士の愛した数式』を思い出しました。
    公式の丸暗記ではなくて、学問として学んでいたら
    数学がもっと好きになれていたかもしれないなと思います。

    好きなアニメの話の出崎統についてのエピソード、
    こういう後から判明して自分的にすごく納得、
    ということ、私もあるのでとても共感しました。

    自分は標準語を話す東京人が方言を馬鹿にするのが腹が立つのですが
    東京弁と標準語は違うと生粋の東京人の人が言ってくれるのが
    なんとなく嬉しいです。

    なぜか深夜というのが特別で、屋台のラーメンもなぜか美味しく感じるのは
    一緒に食べている人とか食べている大人っぽさとか
    空気感もコミなのだろうなと思うのです。

    王様のブランチに忌野清志郎さんがゲストで来られた時
    即興で歌をつくれと無茶ぶりされたのに快く「OK!」と応じ、
    スタジオを巻き込んでノリノリで、マネージャーに止められるまで歌い続けてゲストコーナー終了、強制CMへ。
    「ごめんね、楽しくなっちゃって」と去っていったというのが
    とても清志郎さんぽくて素敵なエピソードでした。

    んかきそそこねもの巻、自分だったら復活させて
    続きを最後までプレイして欲しいような気も。
    でも少なくとも、混乱していたわけではないとお母さんにわかってもらえて
    とても良かったです。

  • 「あ」から「ん」までの50音を順に頭文字にした47作収録のエッセイ集、4作目。

    腹よじれアゴ外しな話、ゾーンな話、内容は多岐にわたるが、本当に最後の最後「ん」で語られるエピソードには涙腺が緩んでしまった。

  • 『ぷぷぷの話』がとても好きだった。
    ラジオさながらに笑える話から詩的な文章の話、ちょっと切なくなる話までバリエーション豊か。楽しめました。

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のはなししの作品紹介

「ああああ」の話から「んかきそこねもの巻」の話まで全91話。笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる!って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。

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