読んでおきたいベスト集! 芥川龍之介 (宝島社文庫)

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著者 : 芥川龍之介
制作 : 別冊宝島編集部 
  • 宝島社 (2011年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796685153

読んでおきたいベスト集! 芥川龍之介 (宝島社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「読んでおきたいベスト集」と銘打って4冊(芥川、夏目、太宰、宮沢)。まあ、コンパクトに代表作がおさまっているので、便利といえば便利ですが。

    4冊中この芥川だけが、収録作品に、作家さんたちの文章が付いている。
    書いているのは、皆川博子、平野啓一郎、出久根達郎、田辺聖子ほか、なかなかのメンツで、その文章と合わせて読むと、更に作品に入れる趣向。
    ただ残念なのは、その文章がモノによってはとても短い(原稿用紙1枚くらい?)ので、物足りないことも。

  • 鼻、蜘蛛の糸、羅生門は読んだことがあるので懐かしい気持ちになった。河童と歯車はなんかよう分からん気持ちにさせられた。それと、地獄変。この作品は大変衝撃的で、自分の中で芥川で一番の話はこいつになった。

  • 私は芥川の内面的な機微を描いた作品っていうのは別に好きじゃなくて、(トロッコとか蜜柑とか)河童や邪宗門、魔術のように物語性のある、奇想天外な話が好きです。なので本文庫収録作では「魔術」「河童」、切支丹物2作が惹かれる作品かなと思います。特に「魔術」は、なんと谷崎潤一郎の「ハッサン・カンの妖術」という作品の世界を土台にしたお話だそうで、なんと面白くも挑戦的な(?)試みなんだ!とますます興味を持ちました。谷崎の「ハッサン・カンの妖術」は絶対読みたいなあと思いました。 あとは、不思議系、物語系を離れた意外なところでは「玄鶴山房」が面白かったです。なんだか江戸川乱歩の「芋虫」を彷彿とさせるような、家庭内の鬱屈した状況というか、なんとも表現できない感情の渦巻きをリアルに感じました。 手に取ったきっかけ@ 'ェ' @字が大きくて、読みたかった作品がまとめて色々収録されていたから。

  • 現代作家たちが読んだ芥川作品を集めた一冊で、有名どころがひとまとめになっています。少しずつ1ヶ月かけて読了。
    作品の前に各作家の紹介文がありますが、先入観が入ってしまうので読まなくなりました。作品の後ろにしてほしかったです。

    芥川龍之介は、個人的に文体も内容も読みにくいという明治~大正の文豪の想像を覆してくれた作家で、ある一文に「天才」を感じた作家でもあります。
    前半生と後半生で作風が違うことは知っていましたが、作家や作品への評価はほとんど知らなかったため、最後の解説は興味深かったです。警句集『侏儒の言葉』を読んでみたい。

    「暗い」と聞いていた後半生の作品も、精神的に迷走しやすい現代人にはかえって何か感じるのではないでしょうか。私ははっきりこう、とは言えないけれど、自分の中に決して遠くないものがある気がしました。

  • 短編の作りこみ、挑戦的であり実験的に変化を続ける文体。芥川龍之介が現在に通じるあらゆる書き方の確立に欠かせない人物であったこと、そしてその作品群が今こうして様々な人に読まれている理由を垣間見ることができたと思う。

    各作品と一緒になっている作家さんの導入にはたしかに疑問が残る。
    この程度ならいらなかったのでは・・・と思うような人もいれば、小説世界に深みや意外性を持たせてくれるような書き方をしてくれている人もいた。
    依頼かなにかする際に、フリーに書かせ過ぎたんじゃないかなぁ。

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