夕焼けポスト~心がラクになるたったひとつの方法

  • 宝島社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796685962

感想・レビュー・書評

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  • 筆名が戻りましたね。
    人の悩みを聞き、それに答えながら自分はもっと大きな悩みを抱える主人公に、ドリアンさんを重ね、相談される者は大きな責任を抱え込んでしまうものなのかと心が痛くなりました。
    ところで、この副題はちょっと要らないかなと思いました。
    最近はやりの安っぽいハウツー本みたいになってるような…
    いいお話なので、純粋に心温まるファンタジーであって欲しかったです。

  • 男はTV局のディレクターで、家庭を顧みず仕事一筋だった。大きな出来事で、妻と10歳の娘を失ってしまった男。子供を亡くした母親向けに書かれた、タゴールの「チャンパの花」という一冊の本に出会う。読んで泣いた。数日後、テレビ局を辞めた。離別から15年。彼は夕焼けポストの管理人になり、他人の悩みを受け入れ、返事を書き続けた。さらに15年が経過。地震と津波と原子力発電所の事故の手紙が届いた。神様はいるのか?神様は、時、なのか?最後に自分の娘と同じ境遇の女の子から手紙を受け取った。。。

  • 仏教の寓話とでも言えばいいのだろうか。
    どうしてこの本を購入したのかよく覚えていない。

  • 読んだあと心がほっこりする作品でした。文章も読みやすくすらすら読めます。
    たまたま最近読んだヘッセの「ブッダ」と同じ仏教の思想に基づいた時の流れと生死の概念が分かりやすく解説されていた。
    とても面白かった。

  • 夕焼けポストに投函された悩みの手紙に男が応えるという形式で話が進むファンタジー?。Amazonでの評価は結構高いんですけど、俺の心には奇蹟は起きませんでした。

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著者プロフィール

ドリアン助川 訳
1962年東京生まれ。
明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。
放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。翻訳絵本に『みんなに やさしく』、『きみが いないと』(いずれもイマジネイション・プラス刊)がある。

「2023年 『こえていける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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