- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796686983
感想・レビュー・書評
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精神病棟に40年以上入院していた患者の著書。今では考えられないような偏見と処遇。 しかし、世界にいる精神病入院患者の6分の1を日本が占めているという数字は考えさせられる。国民性により発症のしやすさはあるだろうけど、上記の数字はさすがに偏りすぎなので、病院しか受け皿がなく他国では通院で治療できても、日本では入院するしかない人が多いんだろうなと。
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青年時代から60台に至るまで精神病院に隔離されていた患者の話。何度も退院し復帰しようとしたがそのつど支障が出てきて病院に戻らされてします。こんな患者が今の日本にどれほど存在しているのかと思うと暗澹たる気持ちになる。
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明日は我が身。
異常と正常のボーダーラインが今イチよくわからない。 -
何故心の病気が果てしない終身刑となっているのか。臭いものには蓋をする身内、病院、社会。酷さの極地。
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916
16歳で統合失調症を発症以来、40年間の殆どを病棟で生きてきた本人の弁による -
すごく興味深い。医療とお金儲けはものすごく深くダークに国絡みで絡んでいるのがここにもみてとれる。薬も似た感じかな。将来この関係が崩れていくことを期待して。。
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酷い話もあるもんだなぁ。
患者の人生を金儲けのために台無しにするなんて。
今はもうこんな病院存在しないと信じたい。 -
10代半ばから60歳過ぎる現在まで、40年間精神病棟に入っているある方のお話。
フィクションなのかノンフィクションなのか途中でわからなくなる。
凄まじい。
昔は精神病院が所謂、金の成る木みたいなものだった時期があったことが知らなかったとか、薬の話とか、知らないことだらけ。
何より身寄りが無いということの大変さ。
取材された方の他の著作物もおいおい読みたい。