玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.39
  • (42)
  • (208)
  • (334)
  • (38)
  • (4)
本棚登録 : 1627
感想 : 224
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796688215

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 桜宮警察の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編4編を不定愁訴外来の田口と玉村が振り返っていく物語。

    厚生労働省の技官・白鳥と呑んだ帰り道、玉村は身元不明の死体を発見し、白鳥が遺体を移動させてしまう。検視体制の盲点をついた「東京二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定であるDNA鑑定で同定しても、犯人は別にいたという「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」。どれも加納警視正が大活躍する印象的な短編。

    エナメルの証言は続編が期待できる内容。

  • 桜宮サーガ18冊目

    玉村警部補が関わってしまった4つの事件について、短編で。

    色々と難解な事件が多くて読んでて楽しかった。
    [エナメルの証言]の歯科医は逃げ出したけどもその後に続くのかが気になる。

  • ☆二つ

  • 久々の医療ミステリーもので楽しく読めた。やっぱりこういった文学のエンターテイメントもいい。

  • タマちゃんで和んだ^^

  • シリーズ作品に比べると医療要素が少なく、事件要素が強く感じる作品。

  • 「バチスタ」シリーズでおなじみ加納警視正&玉村警部補が活躍する珠玉のミステリー短編集、ついに文庫化!出張で桜宮市から東京にやってきた田口医師。厚生労働省の技官・白鳥と呑んだ帰り道、二人は身元不明の死体を発見し、白鳥が謎の行動に出る。検視体制の盲点をついた「東京都二十三区内外殺人事件」、DNA鑑定を逆手にとった犯罪「四兆七千億分の一の憂鬱」など四編を収録。

  • さらっと読めた、けど、ひとつひとつの事件は長編並みに重たかった。
    タマちゃんと田口先生の苦悩はひしひしと伝わってくる。スマートな加納警視正は何をやってもすごいんだと尊敬する。

  • おもしろかった。
    いつも通りサクッと読めました。
    過去と未来を繋ぐ短編集ってところですかね。

  • 4.0 バチスタシリーズのサイドストーリー。おなじみの田口センセ、デジタル・ハウンド・ドッグ、火食鳥が大活躍。やっぱりこのシリーズが一番好きかな。

全224件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海堂尊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×