- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796688239
感想・レビュー・書評
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「僕はお父さんを訴えます」小さな出来事を発端とした軽いノリを絡めた法廷ぽいものかと予想していた。
ページをどんどんめくっていった。
予想以上の結末だった。
泣けた。
温かいものが零れた。
話は...
少年光一が大切にしていた飼い犬が瀕死の状態で発見された。
光一はリクをつれ病院へと駆け込むが間に合わなかった。
診断の結果、虐待と判断され、光一は父親が犯人ではないかと疑う。
子供らしい振る舞い、軽い推理トークもいい。
随所に今の社会が抱える暗の部分も絡まっていく。
ただ温かいだけの撫で終わりでない。
おもしろい小説だった。
友井羊、他の作品も読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんな悲しい!
やっぱりリク!!
中学生・・・だから?
やりきれなさ満載 -
テーマ的にはかなり重いけど、テンポよく展開もすばらしい。3作読んだけどどれもかなり面白くて、いま現在一番好きな作家さんっていえるかも。相性がいいのかな。
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凄く面白かった!
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図書館予約ベストにあったので何気なく読んでみた。表紙の可愛さとはうらはらな重苦しい、切ない真相に涙ぐんだ。主人公が悲しみの連鎖を絶ちきり生きていってくれますように。民事裁判の描写は解りやすくてお勉強になりました。
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普段あまり読まない部類の本ですが、最近、このミスが話題になってるのでとりあえず、読んでみたら、一気に読んでしまいました。
読んでいくうちに、不思議と引き込まれて 少し感情移入してしまう(笑)
複雑な感情が 最後の場面であふれてくる、私には面白かった。内容は、切ない話でしたが…。
このミスにはまりそうです(笑) -
久しぶりに一気読みした作品。感情移入しすぎて消化しきれない。
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読んで良かった。機知に富む少年が主人公でよかった。ヒロインも賢い
し、いろいろな意味でハラハラしたけど、最後の最後で号泣ですよ。
所感、私なら甘んじて成人するまで我慢しますよ.なのだけど、彼の
導いた結末は、大正解だと思う。そう思うんだい。そうだい。そう思うんだい。
自分のデスクに置いていたら、先輩から、内容を訊ねられてしまった。
「ちょー面白かったすよ」と答えておいた。タイトル、インパクトありますよね。