- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796688802
感想・レビュー・書評
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本書で紹介されている磁気治療は、杏林大学付属病院(東京都三鷹市)で行われている。
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うつ病の同僚がいるので読んでみた。
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裏表紙の裏
長らくセロトニン主犯説が有力とされ、SSRI(選択的セロトニン取り込み阻害薬)などの抗うつ薬の処方が定着してきたうつ病治療ー。しかし最新の脳科学によって、うつ病の人の脳では、前頭前野にあるDLPFC(意欲や判断にかかわる場所)の活動が、低下していることがわかってきた。そのため、不安や悲しみを生むへんとう対の暴走を制御できないのだ。最新の脳科学によって解明されつつある、うつ病のメカニズムを知る。 -
うつ病の治療と診断の最新の技術の紹介。
アメリカを中心に研究が進んでいる脳医学の観点からの診断・治療法。
脳を流れる血流量の変化から統計的に診断を下す「光トポグラフィー検査」、磁気で脳内の特定の場所に電流を発生させ刺激する「TMS(経頭蓋磁気刺激)」、脳内に電極を取り付けTMSでは刺激できない深い箇所を刺激する「脳深部刺激(DBS)」。
また、言葉の力でうつを直す、認知行動療法。
海外の事例との比較で浮き彫りになる、日本における精神科治療の問題点。
この国で精神科にかかることの怖さを感じる一冊。