本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる裏の顔 (宝島社新書)

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著者 : 寺澤有
  • 宝島社 (2012年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796689441

本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる裏の顔 (宝島社新書)の感想・レビュー・書評

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  • もともと警察は好きではなかったが、本当に酷い。警察は「権力を利用して利権をあさる集団」であり、「組織的に金儲けする集団」でしかない。その本質は「強き者に弱く、弱き者に強い集団」である。でも、なかにはいい人もいるのではという疑問もバッサリ。「警察官にいい人はいません」「個人的にはいい人であっても、裏金作りなどの組織的な悪事に加担しています」「だまされてはいけません」
    まえがきのこの部分だけで、すべてをあらわしています。
    裏金作りとして機動隊の日額旅費(カラ出張みたいなもの?)があったが、内部告発によって廃止されることになった。内部告発者は「警視庁内の友人の95%は失った」という。紀札では本当の正義派好まれず、憎悪の対象となってしまうのである。
    最近、自転車のりのマナーの悪さや、自転車事故がやたらと報道されていて、自転車ブームで無茶な運手をしている人が増えているのだなと感じてしまっていた。だがそれは警察が作り出した虚構だった。警察発表の自転車事故発生状況では、事故は減り続けているのだ。違法駐車を民間委託したときも警察OBの天下り先確保のためであったが、「自転車への取り締まり強化」も民間委託することによって天下り先を確保しようとしているのだ。警察が天下り先確保や権力強化のために制度を変えようとするときは、必ずその前に関連するニュースが続くという世論誘導があるのだ。首相が戦争するため防衛費を増やすために中国脅威論を持ち出すのと同じである。そしてたとえ自転車に乗っていて取り締まられても、罰金など払う必要はない。ノルマをこなすための点数稼ぎの可能性が高いからだ。
    同じようなものに「体感治安」がある。わが国の犯罪被害率は先進国中最も低く、居住地での治安は悪化していると感じる人は少ないのに、日本全体の治安は悪くなっていると感じている人が多い。警察はこれを利用してホームセキュリティ市場や防犯カメラ市場などの天下り先を確保している。警備会社は警察官の天下りのためにある。
    記者クラブは役所から無償で部屋と備品、事務職員を提供され、水道光熱費も負担させている。すべて税金からだが、記者クラブのために税金を支出できるという法律的な根拠はまったくない。声が大きくなれば廃止、せめて縮小することも可能かもしれない。

  • 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が、世界各国の報道の自由度ランキングを発表し、日本は東京電力福島第1原発事故に関する情報の透明性が欠けるなどとして昨年の22位から大幅に順位を下げ53位となる。

    そんな中「世界の情報ヒーロー100人」に選ばれたジャーナリストの寺澤有氏の本を読んでみる。

    お役所体質の警察の「悪」を描く。最初は、まあ有りそうな話だよなと苦笑いで読むが、途中から「ひでえな」に変わる。多くの人に読んでもらいたい一冊。国民が大声を出さなければ、この組織の根本は変わらないだろうな

    報道機関まで、警察の圧力に屈してしまう構造が悲しい。

    チャカ、指紋顔写真取得のノルマ

    大量退職者の為に「駐車監視員等の」天下り先の創設

    警察はギャンブルを取り締まらなくてはならない立場だが、むしろ退職者をパチンコメーカー、ホール、プリペイドカード会社等へ送り込んでいる

    交通違反の罰則金の収入が特別会計として予算化されている

  • 警察とは法律に伴う自虐的存在である
    それは国民のためという建前に隠した
    資本家中心の自我のためという本音を遂行するための組織であり
    それは国民に依存して搾取する権力によって支配することである

    つまり国民の一人ひとりが自分を暴力的に取り締まるために
    自らが起こしている恐怖の逆説的な表現である

    以上のことをこの本が証明している
    嘘と秘密によって裏切り合う関係を内包しているのが
    警察国家であることをこの本が示す事実で伝えている

    棚ボタを狙って天に依存というツバを吐いている国民が
    しっぺ返しを食らっているのであり
    自ら求める恐怖と欲によって
    迷い込んだ迷路の堂々巡りを走り回っているのが
    現代社会における人々だということだ

    その不安恐怖という弱みを飴と鞭で巧みに操っているのが
    資本家集団とその飼い犬達であり
    その組織構造をこの本によって具体的に確認することができる

  • 日本の警察がここまで疲弊して、言ってみれば暴力団組織、あるいは利益追求団体になっている事に衝撃を受けた。
    東京電力など電力会社に天下っている警察官がものすごく多く、未だに東電に家宅捜査もないと言う事に合点がいった。
    あまりにもヒドイ部分があるので、一握りの密告や告白ではとてもこの悪徳大組織は改革が難しいと思われる。
    我々は警察の監視をする目や疑うことを忘れてはいけないと思う。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4796689443
    ── 寺沢 有《本当にワルイのは警察 ~ 国家権力の知られざる裏の顔 20120210 宝島社》
     

  • C0236 もうね、テレビの「○○警察24時」なんかで、不当逮捕を堂々とやっている時点でおかしいですよね。任意とか言って周囲を囲んで、触れると公務執行妨害で現行犯逮捕とか。高評価なのは、こういう警察批判本を出版したこと自体に価値があると思ったので。証拠もないのに、警察がクルマを壊したなんてのは、ちょっと無理があります。

  • 1番乗り。気になる。(2012/2/12)

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