モノを捨てよ世界へ出よう

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 661
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796689946

作品紹介・あらすじ

1年の3分の2を海外で生活する高城剛が贈るサバイバル時代を生き抜くための世界移住ガイド。混迷の日本を脱出して、いまこそ海を渡ろう。

感想・レビュー・書評

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  • 何年前に出版された本…そして現在の日本を考えると正に…そんな感じだと読書後に思った。高城さん凄い…
    何と無く最近、自分自身の事と、何が本当にしたいのかと再度考え、今の日本と掛け合わせると海外という考えが出てきた時に、とても良い本を読んだと思う。
    自分自身がハッキリした性格なので今の優柔不断な日本や、熱が冷めるまでやり過ごす主義な政治、マスコミも他人事のように政治を見過ごして追及しない。
    この古いピラミッ8ド型の古いシステムに嫌気が差す。ある会社の社長は、皆さんが頑張れば良い事があると言っていたが、その系列の事業所で全国でかなりの売り上げをあげても、パートやアルバイトには8年経っても何の恩恵もない企業。未だ、原発や災害の問題が解決していないのに、苦しんでいる人がいるのに「桜を見る会」という現実。もう、企業や国は個人や国民を、守ってくれないんです。だから個々で何か意義をある事をしなきゃ駄目なんだと思うようになった。
    そんな事を漠然と思っていたら。。

    今年…とりあえず、海外へ1人旅行しようと目標を立てた。何故に海外に行くのか目的を定めていくのか…もう少し情報や本を読んで行こう。

  • ノマドな本を読み続けています。
    (ここまで続けて読むのは珍しいです。。)

    今回はノマドの中でも究極のノマドといえる
    高城さんの本。
    沢尻エリカの元?旦那として一躍有名になってしまったゆえか、
    少しチャラい印象を持っていましたが、
    結構真面目に日本の将来について心配していました。

    著者の主張は明快で「海外に出ましょう!」ということなのですが、
    海外に出るにあたり生活面でのアドバイスや
    心理面でのサポートをこの本を通じて行ってくれています。
    世界中を回っている著者による海外都市の評価もされており、
    興味深く読ませて頂きました。

    海外で生活したくなってしまう本です。

  • 高城剛さんの海外移住経験からこれからの日本と世界の比較をしながら世界の魅力を伝えている。
    世界を視野に入れて仕事をする人そうでない人にも読んでほしい一冊。

  • 海外に出る回数は、イギリスでは全国民平均で年一回、日本では0.12回。

    1カ月海外で生活すると変わる。旅行ではない。
    語学学校にはいる。英語ならフィリピンが安い。語学習得の海外生活。

    海外に行く時は伝えることを用意する
    日本の実態。交通ラッシュなどの映像を持って行く

    航空路線はスカイスキャナーで調べてLCCを直接買う

    国境を越えて稼ぐ非定住者と国を出られない貧困定住者に分かれる=ジャックアタリ

    チェンマイ=若者が多い、日本とのデュアルライフ

  • 海外生活に興味がある自分のテンションがあがるかなと選択。
    具体的に「洋行」に適した街の名前とその説明もあるので、より参考になる。
    洋行として薦められていることは旅行ではなく、生活すること。自分もそれをすべく計画したいと思う、よい刺激になった。

    ショックドクトリン:大きな災害のあとで、人々の危機意識を煽り、無理矢理法案を通したりすること/陸奥宗光「事の失敗に屈すべからず、失敗すれば失敗を償ふ丈の工夫を凝らすべし」/就労ビザの申請は時間も費用もかかる→人材への期待も大きくなる/洋行おすすめ都市:ロンドン、バルセロナ、サンセバスチャン、ヘルシンキ、香港、台北

  • 日本の政治システムによって虐げられ、多き不満を持つ若者は、ツイッターやフェイスブックという世界の中で不満を爆発させているが、それが現実の世界へと表れなければあまり意味はないだろう。いまのところ、ただのガス抜きつールになってしまっているのではないだろうか。
    今の日のンは、とにかく閉塞感が凄まじい。おもしろいことをしようとするとたたかれるし、そういう行動を起こそうとしない方がいいのではないか?とさえ考える人が増えていると思う。しかし、突飛な行動を起こせば御家断絶なり切腹なりの沙汰が下されていた当時と比べれば、今はとても自由だ。個の自由を最大限に生かし、高杉晋作が言うとおり、みんなで世の中を面白くしていけばいいと思う。さらに言えば、そうして面白いことを率先して行動できる人が、新しい時代を生み出していくのだろう。高杉晋作はわずか27歳で病に伏してしまったが、やりたいことw貫いた人生は、今現在も輝きを失っていない。
    一度外へ出た上でなら、そこから日本へ戻って再びひきこもりの道を選ぶのもあり得る話だと思う。これまでとは違った視座をもてt、内向きの思考を突き詰められるからだ。徹底的に内面世界を追求することで生まれたアートや音楽は、インターネットを通じて容易に世界へと発信することが可能で、世界中からファンを見つけ出すことができる。日本というローカルで生きていくことを決めた人にとっても、世界の視座を手に入れることで、日本で生き抜く上での貴重なアイデアを得ることが出来るはずだ。
    飛行機内にノートPCと大量のバッテリーを持ち込んで映像の編集作業を行い、到着後もそのままスタジオへ直行し、完成するまで一歩も外に出ないということもある。それが日本国内か、海外かというだけだ。
    作家、未来学者として著名なアルビン・トフラーは21世紀には国家や企業などではなく、個人の力が増大すると語っている。インターネットの登場以来、これまでは切り捨てられてきた個人発信の情報が時代を動かすほどの力を持ってきたのはすでに周知の通りだろう。
    IT技術が発達した現在、どんな人でも2年あればそれなりのスキルを身に着け、クリエイターらしい仕事が出来るような時代に突入した。この時代において何よりも必要なのは、2年後にこうありたいと想うビジョンだ。それがなければ、時代の荒波の中でただフラフラと波間に揺れる木片のような存在になってしまうだろう。

    The World Factbook:おすすめの日本にいながら手に入る情報
    オススメ海外スポット
    バイロンベイ:近代化を否定するサーファーの聖地

  • 一度外国で生活してみる必要性を説いてくれる一冊!
    洋行へのハードルをどんどん低くしてくれる!
    日本を俯瞰してみるためには海外に出るしかない。
    海外旅行ではなく海外生活することが大切だと教えてくれる。
    攘夷志士たちの言葉に突き動かされるものがある!
    現地の語学学校の情報も載っているから少しでも海外での生活に興味がある人には読んでほしい!

  • 海外へ出る後押しとなる一冊!

    高城さんに興味を持ったので購入した数冊の内の一冊。今、人生の転換期に入っている、つまりこのまま日本に残るか来年の夏から海外で働くか!自分の中では結論はすでに出てていくしかないけど、今の自分の考えを後押ししてくれる素晴らしい本!

    高城さんは、これまでのライフスタイルと違った新しいスタイルを提示している!彼は本当にインターナショナルで、彼の市場は世界!安藤忠雄も言ってたけど自分の実力があれば世界のどこでも働ける、日本が景気悪かったら、次は上海、ダメになったら次はバーレーン、世界のどこかはいつも景気がいい!という言葉を思い出した。

    彼はなんだかんだで若いし、この生き方(定住しない)がいつまで続きどうなるのかはわかならい、しかし今の自分には大きな示唆をくれた!ありがとう!

    これからは個人が力を持つ時代、自分の興味のある分野好きな分野を早く見つけて徹底的に磨いて世界のどこかで働きたい!

    Just do it!

  • 沈む日本。それを再浮上させるのは誰か。ということを考えさせられる一冊。
    今の時代、上に上がるという考え方はそぐわないかもしれないけど。
    様々な側面で転換期となる今年。
    どれだけ人は意識できているんだろう。数多くの重要なことを「なかったこと」にしてしまう国民性。しかし、それをそろそろ放置しておく訳にはいかなくなってきた。

    海外に出て、個人の力を高め、大きな枠組みで行動をできる人を増やしていいく。その人数が増えていくことで、結果として国家の在り方も変わるのかもしれない。

    とても、今の気持ちに刺さる一冊。

    ただ、ページ数に対して、フォントの大きさと改行の多さが唯一の難点。

  • 高城剛氏の新刊です。

    場所にとらわれないノマド生活を送っている高城氏は、日本から出ないことへのリスクに警鐘を鳴らしています。

    インターネットやLCCの発達により、海外で生活をすることに対して障壁がより少なくなっている昨今、日本だけでの生活に固執することがいかに危険であるかと説いています。明治維新の勇者達は洋行(海外に行って、様々なことを学ぶこと)により、日本をより競争力のある国にしました。
    今、このような洋行が求められていると言っています。
    そして、洋行するには身軽にしておかなければならず、自分の身の回りのものを常に最小限に留めておくことが洋行への第一歩だそうです。



    以下、自分用メモです。

    ・変化をすることを恐れてはならない。また、いまあるものを失うことを恐れてはいけない。失うことは得ることの前段階に過ぎないのだから。

    ・国際感覚の一例 決断をすることが大事である。決断とは「イエス」、「ノー」又は「まだわからない」と言うことであり、「わからない」と言う時には、どのような状態、時間、情報があれば答えがだせるのかを明確にすることが重要である。

    ・今まで、ITを使いこなせるもの、使いこなせないものの情報格差が指摘されてきた。これからは情報を正しく理解できる者と理解した気になっている者との格差が広がっていく。

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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