屋上ミサイル〜謎のメッセージ (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 359
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696333

作品紹介・あらすじ

『屋上ミサイル』待望の続編!
高校の屋上を愛する「屋上部」――デザイン科の辻尾アカネにリーゼント頭の不良・国重嘉人、恋愛に一途な沢木淳之介、自殺願望を持つバンドマン・平原啓太――の間には不穏な空気が流れていた。ぼや騒ぎや切り裂かれた油彩画、連続暴行事件など、校内で事件が頻発していた。被害者たちは誰もが口を閉ざし、犯人の特徴を口にしない。一連の事件の犯人として国重が疑われ、無実を信じるアカネは、屋上部の面々と真犯人捜しを開始することに。しかし、さらに4人目の被害者が出てしまい……。

感想・レビュー・書評

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  • 『屋上ミサイル』の続編。
    前作よりも設定が入りやすかったので、サクサクと読み進めていきました。
    途中から話が大きくなりすぎてるきがして、もう少し高校生の日常に寄り添った内容だったら共感できるのにと、少し残念に感じました。
    色恋の部分も楽しみなのですが、まあ進展しない。
    少しずつがちょうどいいのか、私にはどうにも合いません。

  • おもしろかった~~!!

    表紙みて、あれ?これ、読んだよね?
    でも謎のメッセージって??と困惑。
    ぱらぱらとめくって、あ、もしかして続編??っと手にとる。
    いやあ、なんか表紙の色合い似てるし、ぱっと見わかんないわあ。文庫になったら夕焼け色になっていたが、それは正解だと思う。

    前作おもしろかったのは覚えていたんだが、
    イマイチ記憶がさだかでなく・・・・。
    トンネルの話とかでてきたとこで、あーそーゆー奴も
    いたなあっと。
    なんだかイイコトと言っている経済学者(だったっけ)の近藤さん(だったっけ?)が今回もちょいちょいイイコトと言っている。

    謎のメッセージ、暗号かい~!
    いや、国重、がんばったな・・・・。
    まあ、あんないろんなメッセージ残せるくらいなら、
    手紙でも書いてどうにかして渡す、という方が現実的、
    ではあるような気も・・・。
    でも、屋上部の3人が、国重を信じて、一生懸命暗号解読に走り回る様子が、おお、青春だなあっという感じでとてもよかった。
    しっかし、最後の最後で、ちょっと女子会話の話題ででてきた家出娘の話が、つながってくるとは驚きだったわ。さすがこのミス作家、油断してはいけないのね。

    屋上部の友情ものとしても好きなんだが、
    アカネちゃんの母と弟との会話部分もとても好きだ。
    さあ、絆を試されるときよっとて夕食の手伝いとは
    いや、母ロックだわ。

    強制とはいえ暴力の被害者となった生徒もいるわけで
    めでたしめでたし、とはいかぬけれど、
    やっぱ、最後はすっきり、でした。
    平原のちょっぴりラブ方面にいくのか~?な一言も
    あったりして、これはまた次巻が楽しみ。

  • 前作や少年鉄人を読んで、好きな感じの作家さんだなと思っていました。
    高校生たちが主人公ですが、その会話は高校生とは思えないほど哲学的。偏差値70くらいの学校が舞台化と思ったくらい。
    または伊坂幸太郎の本に出てくる殺し屋風。だろ?

    ストーリーも「さきほどの」というさきほどが、かなり前にさかのぼったりしてページをいったり戻ったり、なかなかはかどりません。
    最後の2,30ページぐらいでぐんぐん謎が解かれ、まぁ、なんにしてもよかったよ、と胸をなでおろしました。

    • kuroayameさん
      レビューを拝見させていただきながら二度、読み返してしまうほど、魅力的な本ということが伝わってきて、思わずどきどきしちゃいました♪。
      高校生が...
      レビューを拝見させていただきながら二度、読み返してしまうほど、魅力的な本ということが伝わってきて、思わずどきどきしちゃいました♪。
      高校生が主人公で哲学的!!
      それだけでもわくわくです♪
      2012/11/21
  • 続きが出るとは思っていなかったから、嬉しかったです。
    面白かったけど、前作のほうが好きかなー。
    また続きが出るといいなぁ。

  • 前作にみられた伊坂テイストはどこへやら。
    非常に中身の薄い小説になってしまった気がする。

    次回作以降への期待も込めての星2つ

  • 屋上ミサイルの続編があったので読んでみましたが、微妙でした。

    屋上部のリーダー国重が戦線離脱し、3人で謎解きをするのは物足りなさを感じました。
    肝心の謎解きも平原頼みで残念だった。

    暗号がどんどん解き明かされていくのは面白かったけど、前作と比べると思ったのと違った感がすごい。

  • 屋上ミサイルの続編。
    謎解きは平原依存。もっと偶然要素があっても良かったのかな?

  • ・校内で事件連続。ぼや騒ぎがあり、油絵が裂かれ、男子生徒たちが殴られ、女子生徒が行方不明。さらには国重がコクられたらしい?
    ・国重が疑われ、らしくない怪しい行動を取り続ける。
    ・屋上部は健在だったが亀裂が入りそうになる。
    ・当事者国重を除く屋上探偵団、始動。
    ・国重が残したさまざまな痕跡はメッセージなのか?
    ・とりあえず屋上部の連中は国重を信じる、信じたい。
    ・近藤さんは相変わらず元気なもようだが出番は少ない。
    ・前よりセリフまわしの不自然さに味が出てきた。
    ・犯人はわからないが国重の行動の理由はすぐわかると思う。
    ・前作を知らないと面白味は半減するだろう。

  • 面白かったけど、前作の軽妙さが薄くなっていて(メインキャラの国重があんな状態だからしょうがないのだけれども)物足りない感がある。
    一作目を知っていて前提で語られるから、わかっている人には良いが。
    そしてこの二人前作のあと特に進展してなかったのね…

  • いまいち。屋上部のメンツも悪くないしハネそうな雰囲気あったけど、全くの低空飛行。これなら前作同様、思いっきり伊坂風に寄せてった方がまだ楽しめたね。

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著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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