いつやるか? 今でしょ!

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696715

感想・レビュー・書評

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  • 依然として林先生ファンは続いております。
    こちらブックオフで200円で購入。
    頭の回転も速くて知識量も豊富で話も上手で
    自分が足りないものを補完する人を
    私は尊敬するのでしょう。

    人は聞こうとするものしか聞かない。
    すなわち、正しいから聞くのではなく、この人が言うから聞くのだ。の権威トレンド話、御意。
    私まったくその通り。

    あとは林先生がよく言う
    のんびりした雰囲気の中で馴れ合うな、
    一人になって時間を作って考えろ!
    という考えも大好きです。

  • テレビでよく見る林先生の著作ということで一気読み。
    あまり期待していなかったのだが、想像以上に読みやすく、ためになった。
    自己啓発的な内容で、挨拶や表情、効き顔などすぐ実践できるものが多い。
    個人的に刺さったのは「おすすめの本を聞かない」。観察力と感性で読み取ることは、非常に理にかなっているように思う。結局人間は自分が興味を持った知識しか吸収できないし、無関心なものは覚えが悪くなる。自分のアンテナを広げてたくさんの本とこれからも出会いたい。

  • 受験生の息子に読んでみて、と薦められて手に取った。普段、自己啓発系の本はどれも同じように感じられ、ほとんど立ち読みで済ませていたのだが、この本はとても面白く、いい意味で期待を裏切られた。取りたてて書かれている内容が新しいわけではない。しかし、妙な説得力があり、ついつい没頭してページをめくってしまう。

    第4章の'相手に「伝わる」言葉を探せ'のところを読んで納得した。著者は、自分自身で実際に体験したことや自分で考えたことを、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で相手に伝わるように工夫しながら語っているのだ。そもそもこの第4章は'権威トレンドをとらえろ'という章題なのだが、この「権威トレンド」は相手が何に対して権威を感じるかという傾向のことで著者の造語である。聞きなれない言葉ではあるが、シンプルでわかりやすく、著者の言いたいことがよく伝わってくる。

    さらに、予備校教師としての体験談も語られており、これがまた面白い。最初は数学の講師として採用されながらも、このままでは「普通の」予備校教師で終わってしまうという危機感から、戦いのフィールドを一番楽に勝てそうな現代文に変えて、そこで誰にも負けない努力を積み重ねながら、良い流れに変わるまで待ったのだという。'「普通」では、今の時代絶対にダメなのです。「普通」とは、いつでもほかの人と取り換え可能、そういう評価にすぎません・・(中略)・・研究に研究を重ね、これならほかの講師が足もとにも及ばない授業ができる、そういう確信を得ることができました'(P164~165参照) この確信を得た直後に流れが来た。東大を志望する生徒の特別コースで講義をしないかと打診を受けたのである。この流れを掴むことができたのは、雌伏の期間に'焦らず、腐らず、諦めず'に忍耐強く過ごしたからだと著者は確信を持って語っている。

    息子は本に書かれているアドバイスのとおり、手帳を買って記録を始めたようだ。

  • 勝ちっぱなしなんてありえない。いい流れが来ているときほど、酔わず、驕らず、浮かれず。悪い流れのときは、ヤケクソにならずじっと耐える。焦らず、腐らず、諦めず忍耐強く。

  • 「いつ読むか? 今でしょ!」と言いたいところ、購入したのが2013年5月なので、なんと10年が経とうとしている。
    翌年高校生になった娘が3年間の何処かの時点で途中まで読んだ形跡がある。(付箋)
    その後、大学1年で何故かもう一冊購入していた。(家にあることを忘れていたのかは不明)

    とても読みやすく、理解しやすい。
    流石、東進東大・京大難関コース現代文の講師だけある。

    ・「まさか」を使わないよう兆候を見逃さない。

    ・挨拶は誰にでも平等に。
    (頭を下げるコストはゼロ)

    ・歩きながら考える習慣をつけよう!
    (動いている時の方が頭がよく働く)
    車通勤をやめる。

    ・考えに詰まったら「対比」を考える。

    ・年を重ねるうちに「堂々たる1人」になれば、必然的に自分の周りに集まってくる。
    (1人って素敵じゃない! 自由で、無駄な気も遣わなくてもいいし:著者のお母さまの口癖)

    ・だからを「だけど」「のかな」に変える

    「逆算の哲学」は、とても参考になった。
    そして年明けより20年ぶり位に日記をつけるようになった。記録を残しておくことの重要さを改めて感じた。
    時という巨大な敵に対する最高の対抗手段。
    なるほど。

    ・悪い流れに耐える。
    「焦らず、腐らず、諦めずに忍耐強く機をうかがう」

    読書する余裕がずっと無かったが、やはり10年前に読んでいれば良かった。

       2023,1,20〜2,2 5時間19分

  • 質問の仕方そのものを、第三者に「質問」してみる。
    質問は他人の頭を借りる、または自分の姿勢をアピールするための行為。
    物事は対比で考える。
    時間という敵と対抗するために「過去を記録する」
    1人の時間があるから研鑽する、だから友達は少ない方が良い

  • ・挨拶はみんな平等に。その姿を周りは見ている。
    ・普段からきちんとしていない人が、偉そうな事を言っても無駄。
    ・満点を目指すのではなく、合格点を目指そう。時間なんて、そもそも足りないもの。

    など、心に刻まれた言葉がたくさんありました。
    これらをきちんと具体的な行動に移し、習慣化してきたいと思います。

  • テレビで見る林先生がどういう考えを持っているのか興味を持ち読みました。
    読みながら思わず笑ってしまう箇所もあり、あっという間に読み終えました。

    以下心に残った言葉です。
    ・利き顔を知る
    左側 論理的で豊かな言語力を持つ
    右側 感性豊かで音楽や芸術に優れる
    ・歩くスピードが速いのは考えている人の特徴
    ・伝える言葉が伝わる言葉になったいるか
    ・将来を見据えた逆算をするべき

  • 何回も読みたい。
    ・権威トレンド
    ・マイクロソフトに準じた適正分類
    ・縦の勝負と横の勝負
    の概念が面白かった。

  • 挨拶を誰にでも平等にする。
    歩きながら考える習慣をつける。
    質問は意味を考えてする。
    分かることは分けること。分けながら考える習慣を身につける。
    また、質問の仕方そのものを第三者に質問するという手もある。
    思考が行き詰まったら、まず対比をする。二本の軸を用意して考えてみる。
    自分が何かを主張する時も対比を使う。但し、相手を説得し易い対比材料を選ぶ。
    まだ逆に相手が対比を用いて説明している時は、その対比の都合よさを攻撃する。
    表情豊かに生きる。自分の利き顔を意識してみる。
    物事をよく観察する。
    仲間同士で馴れ合わない。
    自分を型にはめてしまわない。
    与えられた時間の中でベストを尽くす。ベストとは結局は誰かの満足に行き着く。
    逆算の哲学。ゴールを見極め、そこから引き算で考える。
    相手に伝わる言葉を探して使う。
    人は見ようとするものしか見ない。聞こうとするものしか聞かない。
    つまり、相手が話を聞く状況を作り上げることが大切。
    こだわりを持ち過ぎない。できないことは人に任せる。
    流れをとらえる眼を備える。なかなか難しいことだが、いい流れの時は、酔わず、おごらず、浮かれず。悪い流れの時は、焦らず、腐らず、諦めず。
    勝ち易きに勝つ。道を選ぶ。幸福の秘訣は自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになること。

    若い人向けの本ではあるが、年齢に関係なく読むことが出来る。
    ただ、若い時にしか大きな冒険は打てない。

著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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