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- / ISBN・EAN: 9784796699587
作品紹介・あらすじ
この1日は新しい。新しい自分の誕生だ。ニーチェに最大の影響を与えた、世界最初の人生論哲学。
感想・レビュー・書評
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●まとめと考察
・白取さんは他にもニーチェなどの解説本を手掛ける方で、今回はショーペンハウアーをわかりやすく、そして読み易く解説して下さった。
つくづく思う事だが、現代に白取さんのような解説をしてくれる方は本当に必須人物だと思う。ショーペンハウアー氏を知っている人は多いが、実際に広める活動をしている人は滅多にいないからだ。ショーペンハウアー氏の幸福哲学が私は本当に好きで、現代人の多くの人にささる内容だと思うのだ。
今回は本書の中から特に3つのお気に入りを紹介していこうと思う。私もこうしてこの場にて、ショーペンハウアー氏の思想を広めることができてとても嬉しく思っている。
❶幸福は狭さの中に
・幼少期は人間関係も行動半径もとても小さかった。にもかかわらず、とても幸せだった。毎日学校へ行って帰ってきて遊んで、美味しいご飯が食べられることが、本当に楽しくて幸せだった。
しかしいつからだろう?もっといい成績まで上げなければならない、もっと勉強してこの高校に入らなければならない、もっと練習してレギュラーにならなければいけない、もっとあの子に好かれるためにこう振る舞わなければいけない…少なくとも私は小学生時代は考えなかった。中学に入ってからだ。
部活もやりたいものがなかったから、友達と親の勧めで入ったし、成績も高校に入るためだった。苦痛で仕方なかった。元来、本の虫だった私は小学生時代でとっくにいなくなっていた。部活と勉強、さらにはあの子に振り向いてもらうためにクラスでは仮面を着けていた。これ以上書くと長くなるので、やめるわwほんと、そういうことです。
❷幸福のコツ
・健康であること。そして心の落ち着きを意識すること。それこそが、幸福を呼び込むコツである。呼び込むというか、自分の中にある源泉だからね。表現が曖昧だけど、そういうことです。
❸幸福の源泉は自分
・先ほども述べた通り。外的要因がきっかけだったとしても、結局は"自分がどう思うか、どう感じるか"で幸か不幸かの判断がされる。だったら、自分の内面を豊かにしてもっと視野を広げて様々な角度から物事を見ることができるようになれば、あらゆる物事を良き方向に考える事もできるよね。
まずは"内面の豊かさ"ってショーペンハウアー氏も言ってることだから。ほら、話は繋がった。詳細をみるコメント0件をすべて表示