スティグマの社会学―烙印を押されたアイデンティティ

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制作 : Erving Goffman  石黒 毅 
  • せりか書房 (2001年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796700436

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スティグマの社会学―烙印を押されたアイデンティティの感想・レビュー・書評

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  • 「スティグマ」とは烙印の意。奴隷や家畜に押される焼き印を指すが、英語にはイエスの聖痕の意もあるようだ。つまり、この言葉には二重の憎悪が仕込まれていると考えてよい。

    http://sessendo.blogspot.com/2011/09/blog-post_551.html

  • 生誕後、IDが身体に付いては決して離さない現状、スティグマは、社交においてはときに致命傷であると言わざるをえない。用意周到な演技、を窮屈がらずにいかに楽しむか、ということなのだろう。無為/無事であることをよしとするのならば、そもそも何も困ることはないのだが、孤独耐性のない過剰な承認欲求に苛まれた社交中毒者にとっては厳しいだろう。

  • 障碍・外傷・マイノリティ属性など=スティグマによってそれらを持たない多数者(本書では「常人」と呼ぶ)から峻別される人びとと常人との関係性について、およそ考え得る限りのケースを想定・分析しており、圧倒的な読み応え。最終的に、スティグマを持つ人と常人とはそれぞれが固定的な役割を担わされた個人のことではなくあくまで流動的・相対的な関係性の問題との結論には蒙を啓かれる。 本書は、スティグマを持つ者、を知るためではなく、スティグマと名指す者と名指される者の絶えず浮動する関係性を知るための書だ。

  • 「ビブリアバトル」で紹介されていたチャンプ本。

    でも、申し訳ないが、さっぱり、だった。
    何に魅かれて読みたいと思ったかもわからないぐらい、
    中身が理解できなかった。

    なんだか、ごくフツーのことを小難しく言ってるだけな気もするが。
    難しい、というか、訳がわからない、というのが正直な感想。

  • 「以上のことに含意されるのは、人間の特異性を理解したければ、特異な者にではなくて、平均的な人びとにこそそれを求めるべきだ、ということだ」

    僕は昔から特異なものが好きだった。それは今も変わらずそうで、宗教学というトピックを選んだのも、言ってみれば変な人やものや思想が好きだったからだ。

    その一方で、いわゆる平均的とされる人やもの、思想にはあまり目を向けてこなかったという事実がある。それはいうなれば、なぜ「特異」とされているものが「特異」であるのか、その社会的背景を見過ごしてきたということもある。自分を平均的な人であると決めつけ、その自分と違うものを見ることで、面白がっていただけなのだ。

    そういった見方も良かったけれども、もう一歩引いてみて、「なぜそれが特異なのか?」というところにまで視野を広げると、昔は興味のなかった「平均的なもの」が逆に面白くなる。その平均的なものも、例えば世界各国との比較のときに平均であるとは言えないという面白みもあるだろうし。

    ということで、最近は中二病をやや脱して?平均的なものに関心が出てきたよという話。

  • ゼミの課題図書
    対面状況の社会学(心理社会学に近い)

  • 既に信頼を失った者と、信頼を失う事情のある者

  • 資料ID:W0123284
    請求記号:361.4||G 56
    配架場所: 本館2F書架(千葉)

  • とてもおもしろい本です。抽象的な表現を多用していますが、それに対する具体例を瞬時にいくつも想像できるので全く苦になりません。実例もところどころに差し挟まれていますが、日本の状況ともたぶん現在の世界状況とも異なっていると思います。

    ここで言われるスティグマの元々の意味は「聖痕」です。そして「常人」という言葉が出てきます。常人とは普通の人という意味ではなく、あるカテゴリーの中にいる人が当然そうあるべき/そうすべきであると期待されて、それができている人たちを指しています。

    それに対してスティグマのある人とはそのカテゴリーにとっては「異形(いぎょう)」の存在のことです。それは見た目かもしれませんし、ふるまい方かもしれません。そのカテゴリーの常人をぎょっとさせる何かを持っている人です。

    そしてこの本は常人とスティグマのある人のそれぞれが出会うことにより心に持つ葛藤や、受け容れる/受け容れられるための切ない儀式をもののみごとに解説してくれています。さらに常人とスティグマのある人という立場は単なる視角の問題だとも言っています。

    「そっか〜、私はそんな風に考えてふるまっていたんだ〜」という、自分が無意識にとっていた行動を説明してもらった気分です。もちろん両者の立場で。

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