純粋な自然の贈与

著者 :
  • せりか書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796701983

作品紹介・あらすじ

危機にさらされる人間の霊性を根本において支え、擁護するものとしての「贈与の精神」を探究する、今日最大の問題にたちむかう書。マルクスとキルケゴールとモースが一つに結びあいながら未曾有の地平を開く。

感想・レビュー・書評

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  • 難しかった。理解度2割くらい。 - 贈り物を贈るとき、「もの」と一緒に「贈与の霊」が移動する。それは、本来は世界を自由に移動・循環し続けるものであり、その力が人と人を結びつけている。それとは逆に、売買(交換)は分離の力をはらんでいる。

    クリスマスのこの時期にマッチした議題だった。

    贈与し合う相手がいないときは、どうしたらいいのだろう?
    売買が気持ちよく感じるのは、それを擬似的な贈与とみなして「結びつけられたような」気持ちになるからかも知れない。

  • 2006.11 半分くらいまで。未読了

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著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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