路上のエスノグラフィ: ちんどん屋からグラフィティまで

制作 : 吉見 俊哉  北田 暁大 
  • せりか書房
3.27
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本棚登録 : 64
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796702775

作品紹介・あらすじ

路上のパフォーマーたちは、単に都市空間の日々の変化と交渉しながら活動するばらばらな存在ではない。彼らの活動を、都市とメディアの交わる場所として、そこから生まれる多面的で重層的な営みとして理解することで、新たなパフォーマー研究の可能性を探る。

感想・レビュー・書評

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  • ETVにて宮沢章夫氏が紹介。

  • ちんどん屋、ストリートアーティスト、サウンドデモ、グラフィティといった“路上の人々”にフィールドワークを行い、集積された生声から、見えなかったものを見ようとする試み。アーティストを保護するかのように見える「ヘブンアーティスト制度」がストリートアーティストを淘汰していること。なかでもグラフィティの話は興味深い、グラフィティにはマスターピース、スローアップ、タグという種類があり、中でもタグは互いに上書きしたりすることで、街の中にありながら、コミュニケーションのツールともなっている。割れ窓理論から排斥されようとするグラフィティが発するメッセージを見逃してはいけない。新宿西口の段ボールで寝ることを阻み、座ることも拒否するとがったオブジェは、路上を単なる通路化する。街が発する情報を注視すること。エスノグラフィの本をもっと読みたくなりました。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784796702775

  • チンドン屋からグラフィティまで
    大掛かりなフィールドワークによって

    路上で行われるパフォーマンス全体に関する
    考察が行われています。

    最後の方を除けば誰でも楽しく読めると思います。

    そういえば今日
    新宿でパフォーマンスやってる人いたわ!

  • 「ストリート・アーティスト」がいい(ヘブンアーティストだって)。全体的に、パークの仕事の現代版。

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