バットマン:キリングジョーク 完全版 (ShoPro books)
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★4.36
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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
読みやすいし、バットマンもかっこいい。ジョーカーの狂気も、わりと解釈しやすく描かれていると思う。そして、カラーリングの美しさ…
アラン・ムーアによるバットマンの傑作短編。
本書はムーアにとっては片手間で書いたような代物らしいが、
読者の正気と狂気の境目を揺るがす強烈な作品である。
バットマン「普通の人間はそう簡単に壊れたりしない」
ジョーカー「そうさ、おめえも狂っちまったんだよ、皆 と 同 じ に な ぁ !」
本書は、狂気こそが社会の主流であり、正気を保っているものこそ本当は少数なのでは?という問いかけをしている。この本を読み終わった後は、自分に問いかけてみて欲しい。「自分はどっちだろうか?」
えり*ジョーカーの表情がめちゃくちゃ好きです。バットマンとジョーカーの奇妙な絆めいたつながりがとてもいい。
アラン・ムーア原作であるが分かりやすく、エンターテインメントに徹している。イメージが連鎖するトリックなどもやり過ぎない感じ。ビジュアルはかなり良い。物語をドライブさせる原動力はジョーカーの過去となるのだろうが、人間味が出過ぎることでジョーカーというキャラの魅力が減少しているのが残念。ただ、第二時世界大戦の継起となったのが電柱の数で揉めたから、レーダーに映ったカモメによって核ミサイルが発射されそうになったとか、現実世界はジョークに満ちているという物語中の小ネタは個人的には好き。
待望の復刊。ジョーカー誕生秘話にして、ジョーカー最期のエピソード。この世に起こるすべての出来事は悲劇も喜劇もみな、笑えないジョークなのだということをメッセージとして発信するためだけのエピソード。この話のジョーカーは悲哀に満ちている。映画『ダークナイト』や『ロング・ハロウィーン』の圧倒的純粋悪であり続けたジョーカー像に較べると、やや人間的に過ぎるきらいがあるかもしれないが、だからこそ、最後のジョークでバットマンと笑いあうシーンが感動的なのだろう。そしてお互いが同じ狂気の裏表であるということをバットマンとジョーカーは正しく認識している。ここら辺が『ダークナイト』に直接、与えた影響なのだろうな。

世の中は不条理であり、そんな中で正気を保っているお前らの方が狂っている、というジョーカーの考え。確かにそうなのかもしれないけど、だからこそゴードンのように、目の前に不条理を突き付けられても正気を保つ「...





