スパイダーマン:ブランニュー・デイ 3 (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796871372

作品紹介・あらすじ

かつての恋人メリー・ジェーンが帰還した。だが、彼女のハートを射止めたのはピーター・パーカーではない!?そして、謎の妖女ペーパードールが現れ、次々と殺人を犯していく。スパイダーマンは彼女を阻止できるのか?これは"始まりの終わり"となる物語である。

感想・レビュー・書評

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  • スパイダーマンリブート企画、『ブランニュー・デイ』編一応の完結巻。とはいっても、いわゆる「第一部・完」みたいなもので、ピーター/スパイディの周囲のゴタゴタはちっとも解決していない(むしろこの巻で状況悪化した部分すらある)。引き続きの邦訳を期待したいところ。
    今回特徴的なのは、敵役のキャラクターが魅力的に描かれているところ。犯行と逃走の様子をwebで生配信しているスクリューボールや、2.5次元人(笑)のペーパードールは、いかにも現代的。対照的に、仁義を重んじるエンフォーサーズはいかにも昔気質。ギャンブル狂いの胴元親子もどこか憎めないキャクラターに仕上がっているのは、きっと軽妙な台詞回しのおかげだろう。
    あと、このリブートによってピーターと別れたことになったメリー・ジェーンが、結構「おいしい」役回りをしているのが印象的。

    …続き出ないかなぁ。

  • なんだかスタン・リー時代のような温故知新ムード(と、その割に話を引っぱるアメリカンドラマ感)は賛否あろうけど、ブッキー親子の話などは仮にもアベンジャーズの一員とは思えぬ「あなたの街のスパイダーマン」らしい情けなさが楽しい。

  • 新章の始まり、ブランニュー・デイも3巻となり、これにて「始まり」は「終わる」とのこと。確かに1巻から出ていたことのうち、小さな問題はいくつか終着点を迎えたと思われる。

    ただ、大きな問題が様々に残っているのでどうにももやもやする。続き物である点を考えればそこは特に問題ないのだが、どの程度邦訳されているのかによる。ここまで細かく邦訳したのであれば、そのあたりはしっかり続きを読ませてほしいところだ。

    ピーターとしての生活の問題点がヒーローとしての活動とどう絡むか、という点が描き出されるペーパードール戦はなかなか見もの。その過程で重要人物が登場する点も踏まえ、楽しい話だったと思える。後半のこれまで賭け事の中心にいたブッキーの話も面白いといえば面白いのだが、かなり細かい事態なのでなんとも。

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著者プロフィール

●ダン・スロット[作]……コミックスライター。『アメイジング・スパイダーマン』の他、『ファンタスティック・フォー』や『カーネイジ:ブラック、ホワイト&ブラッド』などを手がけている。

「2022年 『シーハルク:超人法規(スーパーヒューマン・ロウ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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