闇の国々III

  • 小学館集英社プロダクション
3.80
  • (1)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796871464

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 不条理というのだろうか。物語が難解だ。
    世界観がしっかりできているのがすばらしい。
    とくに建築物。むしろ建築物が主役のようなコミックだ。
    建築物が主役というと弐瓶勉の初期作品を想起する。
    しかし、シュイッテンの作品は、弐瓶勉のような闇の世界ではなく、陽光もある。そう、弐瓶勉のほうが闇の国々なのだ。
    しかし、本作が闇の国々というタイトルをつけているのには意味があるはずだ。言葉の響きから地下の世界のように感じてしまうが、それを示す表現はない。どういう意味があって、闇の国々というタイトルにしたのだろう。

著者プロフィール

(Benoît Peeters)
1956年パリ生まれ。2冊の小説を出版した後、1980年代から幼なじみのフランソワ・スクイテンとともに『闇の国々』シリーズを手掛け、以後、BDの原作者として活躍。同シリーズは10の言語に訳され、数々の賞を受賞した。BD以外にもエッセイ、評伝、映画、テレビ、ラジオドラマの制作など多岐にわたる活動を展開。『タンタンの冒険』の作家エルジェや、哲学者ジャック・デリダの伝記作者としても著名。邦訳に『闇の国々 I〜IV』(古永真一・関澄かおる・原正人訳、小学館集英社プロダクション)、『東京は僕の庭』(フレデリック・ボワレ画、光琳社出版)などがある。

「2014年 『テプフェール マンガの発明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ブノワ・ペータースの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×