ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン (MARVEL)
- 小学館集英社プロダクション (2014年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796875233
作品紹介・あらすじ
世界的に大ヒットを記録した映画『アベンジャーズ』(2012)で一躍注目を浴びた"ホークアイ"ことクリント・バートン。叩き上げのヒーローである彼が守るのは「正義」と…そして「屋上での美味いバーベキュー」だった!ヤング・アベンジャーズの一員ケイト・ビショップを巻き込んで、地球最強のヒーローの休日に何かが起こる!?『イモータル・アイアンフィスト』の名コンビ、マット・フラクションとデイビッド・アジャがお届けする、マーベル・ユニバースきっての弓の使い手の新たな冒険譚。クリントとケイト…二人の射手が集まれば、トラブルも倍増する!?日本初上陸の"マーベル・ナウ!"最新作を堪能あれ!さらに、クリントとケイトの初邂逅を描いた『ヤング・アベンジャーズ・プレゼンツ』#6も同時収録。彼女は学ぶ-「ただ欲しがること」と「自分で勝ち取ること」には、天と地ほどの違いがあると…。
感想・レビュー・書評
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ホークアイはアベンジャーズの中にいるのが不思議なくらい「ただの人間」です。
しかし「ただの人間」だからこそ一般市民と同じ目線でいることができる。
今シリーズはそんなホークアイがトラブルに巻き込まれながらも同じマンションに住む住民を救うため奮闘する。といった内容。
見どころはなんといってもDavid Ajaによるアート。
とにかくスタイリッシュ。
コマ運びのリズムも独特のリズムがあり、何気ない1ページを切り抜いてもポスターになりそうなページ構成が滅茶苦茶にイカしてます。
そして、非力かもしれないが無力じゃない、ホークアイ:クリント・バートンのかっこよさに痺れます。
アメコミは歴史が長く、日本のマンガよりとっつきにくいとおもわれがちですが、今シリーズは良くも悪くもお話も風呂敷を広げ過ぎないのでわかりやすいと思います。
地味なお話かもしれませんが、出演キャラクターは絞られているしホークアイというキャラクターが気になったら間違いなくおすすめの1冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイズナー賞2年連続2冠達成、なんて帯文が目立つ評価されたコミック。弓の名手である、という部分はもちろん特別だが、それ以外は普通の人であるホークアイの休日や単独任務などを描いたもの。つまり、エピソードの中でホークアイのヒーロー性を性格的な面から描き出していく感じだ。女ホークアイことケイトを絡ませることで、また先輩としての良さや、むしろ人間的に弱い部分やら、色々描き出されていくので楽しい。
何よりもすごいのが他のアメコミではあまり見られないコマ割りの仕方やナレーションボックスの使い方など、様々な表現の工夫が見られる点。これが飽きさせない変化をもたらしていて実に楽しい。
じわじわ効いてくる面白さ、といった感じだ。時折読み直したくなると思う。 -
二枚目にもタフガイにもなりきれない、お騒がせ屋のホークアイらしくも新たなハードボイルド視点で切り取った冒険。D.アジャの画が良すぎて後を任されたJ.プリードがちょっと気の毒かも。ヤングアベンジャーズ編は同じライターなのにホークアイの解釈がだいぶ違ってて、マーベル・ナウ過渡期の重さを感じる。
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アメコミ初心者でも読み易いし面白いと評判だったので、初めてのアメコミに購入。ホークアイのカラーである紫を基調としたイラストのセンスが素晴らしい!
アベンジャーズのメンバーでありながら超人では無く弓の名手という以外は“ただの人”であるバートンのいぶし銀の職人技がかっこいい。二代目ホークアイであるケイトとの関係も良い