攻撃戦争論

制作 : ヘルムートクヴァーリチュ 
  • 信山社
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本棚登録 : 17
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797250664

作品紹介・あらすじ

「平和に対する罪」がニュルンベルク裁判と東京裁判だけでしか裁かれなかったのは何故か。いわゆる「侵略戦争」についてのシュミットによる法理論的批判と、その後、半世紀間、一度も裁判が行なわれなかった事実をふまえてのクヴァーリチュによる分析。

感想・レビュー・書評

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  • 現代国際法、特に国際人道法での基本的な原則であるニュルンベルク原則の成り立ちに対して、よく知らない人にとってはある意味衝撃的なものかもしれません。国際人道法や国際刑事法、真正の国際犯罪たる平和に対する罪というものを考えるうえで、きわめて刺激的な示唆を与えてくれる本です。
    ただ、本書の最大の欠点は、その読みにくさにあります。翻訳が非常にわかりにくい日本語になっています。僭越ながら、このような日本語翻訳ではだめです。

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著者プロフィール

一八八八~一九八五。ドイツの法哲学者、政治理論家。「敵は殲滅せよ」という友敵理論や「例外状態」を想定して強力な権力の登場を説く「例外状態理論」などで知られ、ナチス政権の理論的支柱と言われた。戦後、逮捕・訴追されたが、ニュルンベルグ裁判で不起訴。著書に『陸と海 世界史的な考察』(日経BPクラシックス)、『政治的ロマン主義』、『政治的なものの概念』、『現代議会主義の精神史的地位』、『大地のノモス』他。

「2021年 『政治神学 主権の学説についての四章(日経BPクラシックス)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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