- Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797306156
感想・レビュー・書評
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危機的経営状況だったアップルの再建に挑んだ男が体験した、綱渡りのリストラ。瀕死の会社を救うために迎え入れた人物のために、追放の憂き目を見ることになった運命の朝、彼の机上に用意されていたものは…。
原題:On the Firing Line: My 500 Days at Apple
(1998年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アップルが破綻の淵をさまよっていたこの頃、自分もそこそこ熱心なMacユーザーでその迷走ぶりを外から眺めていた。実は、中ではこんなことが起こってたのかという感じ。結局、ギル・アメリオは至極まっとうなやり方でアップルを再建しようとしている途中で、天才(奇才?)スティーブ・ジョブスによってその地位を追われることになる。振り返ってみれば、彼の最大の功績はサンによる買収を阻止し、アップルの未来を(本人は不本意だったろうが)ジョブスに託した「中継ぎ」としての地味な活躍だったというところか。
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アップル元CEOのギルアメリオの自伝。ジョブズに取って替えられるまでのアップルの様相とジョブズの人間性にも少し触れる。
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アップルが破綻の淵を彷徨っていたころの話し。
アメリオさんは愚痴っぽい方だが、言いたいことはよく分かる。
ジョブス再登場後のiPhone発売以前の製品開発はこの頃にされていた訳だし。 -
これも去年の。
ジョブズは夢追人的なすごさが
強調される一方で
アップルが生き残れて
かつ、
ジョブズがジョブズたり得たのは
この人がいたからだと思う。
アメリカの優良企業のすごいとこは
ピンチに耐え得るピンチヒッターが
ちゃんと現れるところだと思う。 -
ギルアメリオも普通の優れた経営者だったのだろうが、スティーブジョブズは遥か斜め上をゆく天才(変態)であり、アメリオは凡人としてジョブズに屈せざるを得なかった、というところか。アップルがNeXTを買うずいぶん前からジョブズがアップルに復帰したいと望んでいて当時取締役だったアメリオを訪ねていたりしたことが意外だった。
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CEO ギルアメリオの苦悩が分かる。背景は知っていたがアメリオ視点で書かれた本書はいろいろな意味で新たな発見があり面白かった。400ページ以上であるが、すらすら読めた。
本人の談で、彼の最大の判断ミスは、見通しがあまり無いのに黒字化の時期を明言してしまったこと。
私視点で、彼の最大の功績は、サンからの買収を防いだこと。
要所デ、ジョブスが出てくるが、ジョブスの思考は全く分からない。。天才だからかな。ジョブスの著書が読みたい。
マスコミはやはり信じたら駄目だね。 -
前apple CEOのアメリオ氏が書いたappleの内幕。jobsの復帰のいきさつが生々しい。