パワーロジック : 論理の鎖で相手をつかむ無敵の説得術 (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797332438

作品紹介・あらすじ

人を動かす説得術は、ある法則があった!状況や目的に応じ、さまざまな局面で力を発揮する、心理学に基づいた「論理的説得テクニック」。このテクニックを上司、部下、クライアントなど対象別に応用し、説得のための言葉の操り方を完全解説。シンキングだけでは、絶対勝てない。

感想・レビュー・書評

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  • 「終わりを褒め言葉で結ぶ」、「余計な話をせず事実だけを伝える」、「フィルター掃除」、「不安がちな人を動かすには不安を煽る」、「破壊的な批判(相手の人格を損ねるような批判、こちらの意見が絶対だと確信したような批判、あまりに抽象的すぎる批判)」、「必ず最初に時間を確認する」

  • 自分はいらないなあ。

  • 俗に言う「出来る人」とはどんな人なのか?
    基本的なことを、確実に素早くこなせることが条件となるであろうが、文書内でより具体的な進言をしており、納得出来る。

  • 2013.12.01読み終わり。会話というものは、「想い」だけでは伝わらないことは、社会にでて感じていたことです。論理的に伝え方を考えることが大切。その方法を学び、再認識できました。私の中ではパワーシリーズ3部作で最も大切な一冊になりそうです。

  • 信頼度は100-1=0ってことだな。
    おもいやりと云う言葉に尽きるね。

    心理学ってそうとう多岐に渡るのな。
    犯罪心理、教育心理、産業心理、行動心理、社会社会などなど。

    面白かったのが、人に与える印象の話なんだけど、ビジネスシーンなんかにおける人に与える印象は視覚で80%が決まる。と述べているのが心理学者。

    で、別の著書の著者、文化人類学者、行動学者なんかは、ビジネスや恋愛での初対面の印象は、嗅覚が大きなファクターを占めると述べている。

    詰まるところ、清潔にあれと。
    基本的なことではあるが、相手をおもいやり、清潔を心掛ける、と。

    説得術は知っていて損はないな。

  • 特に目新しい記述はなし。

    数多ある心理学をビジネスに生かすための本の1つ。

  • 相手を説得するためのテクニック本。
    この人の本のテクニックはすぐに使えるものが多くタメになります。

    ただ、表面的(だと思われる)ことも多いので、本質を学ぶことも忘れてはならないのかな、、、と改めて思いました。



    以下、まとめ
    ◆人を説得したいのならば、一つのポイントに絞り込むこと
    ◆会話は3秒で区切る
    ◆たとえ話は私たちの五感を揺り動かす。
    ◆褒め言葉で文章を結ぶ、これだけで印象が全く違う
    ◆分割価格法で提示すると実際より安く認知させることが出来る
    ◆「気まずさ」「恥ずかしさ」の直後の説得や頼み事は受け入れやすい
    ◆役割が明確になればどんな行動をすればよいのか自分でもよくわかるようになる
    ◆相手から拒絶された時のことを予想してたくさんのオプションを事前に準備しておく
    ◆相手が考えてる以上の速さで反応すれば、必ず記憶に残るような存在感を与えることができる
    ◆まず「何を話し合うか」を話し合え
    ◆威張った人には権威的なデータを示すのが効果的

  • 内藤『パワーロジック』

    ■ 人間の心は「情報量」ではなく「質」で動く
    □ 私たちは、長い情報よりも短い情報の方を生理的に好む
    □ 人を動かしたいのなら、次のような問いかけを自らに発することが大切。
    □「私の話を半分に削ったら、どうなるか?」
    □「私の話で、本当に大切なポイントはどこか?」
    □「私の話には、余計な内容が含まれていないか?」
    □「私の話は、一言で表現するとしたら、どうなるのか?」

    ■ 人を説得したいなら、1つのポイントに絞り込む
    □「1つだけ、言いたいことがあるんだけど…」とポイントを絞って指導する。
    □ ポイントを絞ると、何に気をつければいいか、すぐに理解できる。

    ■ 会話は、長くとも「3秒」で区切る
    □ 人間の呼吸はおよそ3秒のリズムを持っている。
    □ 人にメッセージを訴えるときにも、3秒で話せるようにフレーズ化しておくことが大切。

    ■ 心に訴える「鮮明効果」を狙う
    □「たとえ話」は、私たちの五感を揺り動かす効果がある。(鮮明効果)
    □「たとえば…」「こういう話があって…」という言い方で、相手のイメージを喚起する。

    ■ 身近なものと比較し「イメージ」を喚起させる
    □ どんな相手にでも理解できる言葉で説明できる能力を身につけること。

    ■ 無関係な点を「褒めておく」と、別の頼みごともしやすくなる
    □ 相手の自尊心をくすぐるようなせりふを言っておき、「実はお願いしたいことが…」と切り出す。

    ■ オシの強さはマイナスにしか働かない
    □ 他人の心を気持ちよく動かしたいのであれば、なるべくソフトな口調で会話を進めることが大切。

    ■ 人は話の内容よりも、それを語る当人の熱っぽさや身振り手振りなどの方を重視する傾向にある。
    □ 会話に抑揚をつけること。平坦な話し方では情感が伝わらない。
    □ 意識的に強調点にアクセントをつけたり、大きな声を出すようにするなどの工夫が必要。

    第2章 上司を動かすパワーロジック

    ■ 上司はあなたの「態度」に反応している
    □ 部下の好意的な態度が、上司の好意的な態度を引き出す。
    □ まずはあなたから場を和ませるような努力をしなければならない。

    ■ 相談する必要の「ない」ことを相談する
    □ 私たちは、相談されると、自分が何か重要な人間、特別な人間になったような錯覚を起こす。
    □ 小さな問題を小分けにして、頻繁に相談すること。それが上司に好かれるコツである。(単純接触効果)

    ■「ポジティブ」な言葉で動かす
    □ 人間にとって、「耳にやさしい」表現とは、ポジティブな意味合いを感じさせてくれるかどうか。
    □ 上司を説得するに当たっては、できるだけポジティブな側面に注目させたほうがいい。

    ■「褒め言葉」で文章を結ぶ
    □ 日本語には「文末決定性」という特性がある。
    □ 日本語では、終りを褒め言葉で結ばないと、心から褒めたことにならない。

    ■ 余計な話はせずに、「事実だけ」を伝える
    □ わざわざ自分の意見を主張しようとするから、かえって上司も反発して上手くいかない。
    □「こういうニュースをご存知でしたか?」「この記事をぜひご覧になって下さい」と報告するだけで十分。

    ■ 上司の性格が「せっかち」な場合
    □ 結論をいきなり出してしまう「アンチ・クライマックス法」での説得が上手くいく。

    ■ 上司の性格が「のんびり」な場合
    □ じっくりと論点や調査データなどの理論付けをしながら、後半に結論を持ってくる「クライマックス法」が効果的。

    ■ 上司が「新しいもの好きで、流行に流されやすい」場合
    □ 理由が弱くても、「最新の」「流行の」「新しい」という言葉を盛んに使えば、心が動かされる。

    ■ 上司が「保守的」な場合
    □「いかに現状が維持されるか」という観点から、オーソドックスな提案をした方がいい。

    ■ 情報は必ず「捻じ曲がる」ものである
    □ 情報の歪みをなくすには、メモでも走り書きでもいいので、とにかく文書に残すクセをつけること。
    □ 記憶違いやうっかりミスをなくすには、上司の言葉を「復唱」するクセをつけるのもよい。

    ■ 1回の「大説得」より、100回の「小説得」で動かす
    □ 上司への訴えを気軽に考え、小さな説得を何度も行う作戦を実行する。
    □ 小説得を繰り返す場合には、それを裏付ける根拠をなるべく小出しにすることが大切。

  • まー、キレイゴト無しですわ(笑)
    会社や、通勤電車では読めない・・・(^^;
    パワフルな効果があるゆえに、悪用禁止本ですね。

  • よく書かれている心理学のHow To本...<br />どっかで聞いたことがある事ばかりで、あまり参考にならなかった

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著者プロフィール

心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役社長。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビスト。趣味は手品、昆虫採集、ガーデニング。著書は250冊を超え、近著にベストセラーとなった『世界最先端の研究が教える すごい心理学』(総合法令出版)のほか、『めんどくさい人の取扱説明書』(きずな出版)、『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(明日香出版社)、『億万長者のすごい!習慣』(廣済堂出版)、『直接会わずに相手を操る超心理術』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

「2021年 『世界最先端の研究から生まれた すごいメンタル・ハック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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