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この作品からのみんなの引用
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争いはついに解消された――理性と善意とによって。ものごとは、すべからくこうでなければならない。
― 557ページ -
「心では奇跡を祈れ、しかし手ではキャベツを植えよ」
― 12ページ
みんなの感想・レビュー・書評
大長編だが最後まで中弛み無く一気に読了。
想像を絶する困難が続く中、女性陣が逞しいのが心地よい。
自分は無宗教で教会にも縁が無いが、いつの日か大聖堂が見られたらと。
*****
随分前に読んだ作者の「針の目」が再読したくなった。
ヨーロッパキリスト教的二項対立、勧善懲悪、
波乱万丈なよく出来た面白い群像劇。
マクロな面白さは文句なしなエンターテインメント。
一部人物を最後まで追いきれていないところは残念。
艱難辛苦の波状攻撃が、よくもまあ次から次へと。
相似パターンの繰り返しにややしんどくなる。
現代の視点で大聖堂を見ると膨大な費用、歳月、労力等を費やしてまで建立する必要があったのか大いに疑問である。但し、非信の徒が読んでもいつの間にか大聖堂の建設が必然であったかのように錯覚させてくれる。只惜しむらくは、何故最後に大聖堂を登場させなかったのか?勧善懲悪的な結末ではなく愛も憎しみも全て、歴史の大きなうねりの中に消し去ってほしかった。18年後に書かれることになる続編への布石か?話が変わるが登場する老若男女がのべつ幕なしエールを飲んでいた。私はエアコンもつけず、汗まみれでラガーを飲み続けた。□\(^_^
1月21日読了。シリーズ最終巻。焼き討ちにより廃れたキングズブリッジだが、スペイン~フランスを流浪する旅から戻ったジャックとフィリップ院長は、野心家ウォールランやウィリアムとの競り合いの果てに大聖堂を建立する・・・。最後の最後まで難局が繰り返し発生するが、「神に祈ったら奇跡が起きた」「スーパーサイヤ人化して敵をぶっ飛ばした」というやり口ではなく、主人公たちが正々堂々と・整然と打開策を考案して物事に当たる様が非常に心地よく、面白い。国王側か叛乱者側か、権力を握る側に着きその利益に沿えばどのような暴力・乱暴狼藉も許されるが逆張りをしてしまうと破滅にしかならないのは騎士だが、教会・聖職者たるものは、権力に擦り寄らず、「神と民衆のため」いう自らの存在意義を主張していくことでないと、結局生き残ることができないってことか。
前巻までは主人公らが不遇をかこつ部分が多くともすると退屈な面もあったが、下巻に来て俄然手に汗握る怒濤の展開で、特に後半は最終局面に至るまで何が起こるか分からないどんでん返しの連続。
中でもジャックやフィリップらが降りかかる障害を次々と乗り越えてゆく様は痛快。その一方で、適役のウォールランやフィリップの方も狡猾に人間らしくえがかれていて納得できる。
ようやく終わりました。
いろいろあったけれど、こんな結末にたどり着いて嬉しかったです。
建築に詳しくない(w)のがちょっと残念。
いやーもう、面白かったしか言葉が見つからないです。
この本に出会えて良かった。最初は上巻を読みにくく感じたけれど、中巻も下巻もたまらん面白かった‼
沢山の人々の人生が詰まった本でした。ジャックとアリエナは最後までラブラブだったなぁー。
長いけど読んで損なしと思いました。
いよいよ最終巻。
一度はバラバラに別れた主役たちが、
「大聖堂を建立する」
ために、再び一同に会します。
しかし、領主のウィリアムや司教のウォールラン、
建築棟梁のアルフレッドによるあの手この手の妨害工作が。
それにもめげず、
主人公たちは、自分たちの経験と知恵、行動力と少しの運で
大聖堂を完成させます。
さらに、ジョナサンの出生やジャックの父親など、
すべての物事も明らかに。
悪逆非道の輩は次々と滅び、そして努力の輩は
成功する。
大団円に向かって、駆け足で物語は進んでいきます。
とにかく面白い。時代小説はおもしろい。ヨーロッパ中世の王権と聖権の対立やキリスト教一般人の生活…その時代にいるかのように感じながら読みました。
大団円。女性陣のしなやかな逞しさが際立つ。キリスト教的因果応報物語だった。ドラマの方はどう映像化されているか楽しみ。
まさにダークエイジ・ロマン!建築史的にはロマネスクからゴシック様式が生まれる40年に渡る期間の物語。石工の親方トム・ビルダーを失って、果たしてキングスブリッジに大聖堂は建つのか?章が改まる毎に大逆転に次ぐ大逆転。最後の最後まで着地点が見えない!最後の方は駆け足感が否めなかったけれどフライングバットレス考案の瞬きはすばらしい!
2011年1月30日読み始め、読了。
とにかく先が気になって、一気に読んでしまいました。
アリエナの不幸な結婚から、彼女が本当の幸せをつかむまで、そして大聖堂を作ることになるジャック、フィリップも様々な挫折を経験しながらも、大きな目標を達成することになります。
王vs教会や、ハムレイが象徴する暴力の時代から安定の時代へ、などといった中世の世界観は面白いのだけど、とにかくキャラクターが勧善懲悪。悪役は殺されたり絶望したりし、ほとんど同情の余地もありません。なんかそのへんの人間ドラマは薄いかと。まあ、割りきってエンタメ小説として読めばいいと思いました。
以前から読んでみたいと思っていた本。ヨーロッパの歴史にうとくても充分楽しめた。大聖堂建立という土台をもとに、それをとりまく当時のイギリス庶民や貴族の生活の様子、教会とのかかわりや策略がドラマを見ているように鮮やかに表現されている。すばらしい小説。
なんとなく期待もせずに上巻を読み始めたら止まりませんでした。
最後の一ページにたどりつくまで。
自分に取って面白い本とは、時を忘れ読みふけり、仕事をさぼって喫茶店に閉じこもり、電車のアナウンスも聞こえない、こんな条件ですが、今回の本はまさに全てにあてはまる本でした。
フィリップはじめ、トム、ジャックやウィルソンなどの憎まれ役、みんな良い人の面も持っていれば、欲深い面も持っている。
それはいつの時代、どこの国の人でも一緒だな。と改めて感じました。
とりあえず、面白くて満足です。
自分は古本屋で買ったのですが、たった三冊315円、缶ビール500㎖1本分でこんな豊かな時間をすごせるなんて、幸せですね。
めくるめく展開で、本当におもしろい徹夜保証付きの作品。
人の持つすべての欲望がここにあるのでは?
主人公の冷静な頭脳と情熱と折れない心は読む人の心に響き
私も頑張ろうという気持ちになります。
ラブシーンがちょっと下品なのが残念なところ。
なので、☆は4つ。
3冊目になるとちょっとダレるけど、そんでもやっぱり面白い。悪は苦しんで死ねと思ったけど、あっさりした最後で、こちらとしてはちと物足りない。まぁ皆さん幸せになってよかったよかった。
小さなブロックが積み上がって大きな建物が出来上がる。
それと同じで、小さな要素が積み上がって大きな物語が織り上げられる。
そんな感じ。
無駄な登場人物、無駄なエピソードがない。
ただ、あまりにも偏執狂的にサディスティックな登場人物とかは「なんでこんな人格なんだよ?治らないのか?」と思ったりもするんだが。
分厚いこともあり、読後は達成感。
大聖堂読み終わりました~
読み応えがありました
最後は一気に昨日の夜中1時までかかって読み切り
イングランドを舞台にしたお話
大聖堂の建築と権力を手に入れるために…
建築職人と伯爵・修道院長・司祭の奮起が描かれた
超大作の作品です
読了~・・・バタリ。
堅牢な小説の最後はとても軽やかに締めくくられていました。
「オヤ?」と思いつつ、あとがきで作者が残したかったのはハコモノではなく消えてく側のものだと納得することができました。
形のないものを納める場所だからこそ、堅牢なつくりが必要なのだな~と。
しかしカタカナの名前は覚えにくい・・・そこがネックだな
「大聖堂」完結です。
すべてが、おさまるところにおさまっていく様の気持ちいいこと。
そして、それでも、これでもかこれでもかと続けていく力強さ。
まさに、小説。
物語の魔法が味わえます。
養老 孟司の解説以外、すべてが素晴らしいです。

トムの死後、息子が引き継いだ大聖堂が建築途中で崩れ落ちた。消失に崩壊……大聖堂は呪われているのか? 一方、職人の才能を開花させたトムの弟子ジャックは、ヨーロッパで修業しながら放浪していた。新しい建築技...





