ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)

著者 :
  • ソフトバンククリエイティブ
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797332605

作品紹介・あらすじ

アドベンチャーゲームやロールプレイングゲームなど、シナリオが重視されるゲームで魅力的な物語を書くための秘訣を体系立ててやさしく解説。

感想・レビュー・書評

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  •  タイトル通り内容はゲームシナリオの書き方が主ですが、そのほかの創作にも活用できるものも多くありました。
     まずテーマ・キャラクター・世界・ストーリーについての説明があり、それを踏まえた上で構成とテキストについて解説してくれています。例を挙げながら端的に書かれてあり、とてもわかりやすいです。
     作る側だけではなく、観る側や体験する側の視点からでも新しい発見ができると思います。このキャラクターの役割はそういう意図があったのか、だからこういう世界の設定にしたのか、この会話は内容が理解しやすいな、クライマックスに至る過程を描くのが上手いな、とか。他者の作品から学ぶことはやはり多いです。それを自分の作品に活かすためにも、様々な要素を言語化してくれているこちらの本はとても勉強になりました。
     手元に置いておき、困ったときには助けていただこうと思います。

  • 関連URLだけ追記。感想・書評は後ほど。

  • (特集:「ゲームを作ろう!」)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00542557

  • この本はRPGゲームやシュミレーションゲームのシナリオの書き方を解説してくれている本ですね。ゲームシナリオに特化している部分も多少あるけれど、基本的には映画、小説、漫画のストーリー作りに役立ちそうな話が多いです。アーティスティックな方法論でななく、職人的にいかにシナリオという商品を作れるか?という目的の本です。
    作り方という観点とは別になるんだけど面白いなあ、と思ったのは、物語制作上どうしても必要となる「敵キャラクター」のという存在をいくつかに分類しているところです。
    つまり敵といっても①悪役キャラ②ライバルキャラ③門番キャラの3パターンがあるということなんですね。まあ、当たり前といやあ当たり前の話ではあるんですが、実生活にあてはめてみると面白いなあ、と思ったんですよね。人間一歩外へ出れば七人の敵がいるというか、むかついたり、苦手な敵キャラが何人もいるけど、冷静に考えてみると、あの野郎はただの悪役なのかな?それともぶつかる事によってこちらもいつの間にか成長している、ライバルキャラなのかな?乗り越えるべきと、必然的に現れる門番キャラなのかな?なあんて考えてみると面白いなあ、と。

  • ゲームの作り方のメソッド。
    初心者向けだが基礎は大事なので最低限これを踏まえてから。
    わかりやすいのでまずは一回この通りに作ってみてからでも良いかも。

    これらが出来てから自分のやりたいことをやってもいいのか考えるのが大事っぽい。

  • 読みやすくわかりやすい。が、それだけに、こういったメソッドが日本のゲーム業界の袋小路を表しているようにも感じる。
    体系立っていて、これならできる、と思わせるが、逆に言えばサラリーマン的で面白みに欠けるというか。
    これを踏まえてこれを打破する礎にしてほしい、というような一冊。

  • 物書き入門書、ゲームに限らず何か創作するときに役立ちそう。あまり学ぶ機会がなさそうな前提の考え方がわかる。ゲームシナリオを作る上で実務的な話も交えたり、イラストでの説明があり、楽しみながら読めた。

  • 本当に基礎からわかる、よいテキスト。
    すぐに創作に取り掛からない人でも、物語はどう読ませるものかっていうのが分かって面白いと思う。こういったことを踏まえていろんな作品を見てみると、面白いものは実際よくできているんだなぁと気付かされます。

    物語って、ベタじゃいけないと思ったけどそういうものでもないらしい。たとえば、死亡フラグの立つから死ぬからプレイヤーは納得する、というようなこと。確かに前振りもなく、いきなり死なれたら理不尽だしショックですね。なるほど。

    唯一、本の重さとお値段が難点。紙はもうちょっと薄くて軽くてもよかったなぁ。インクも一色でOKです。

  • シナリオ、キャラクターの構成が分かりやすく解説されていた。イラストも豊富で読みやすい。

  • なるほど!

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著者プロフィール

1972年、京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業後、ゲーム制作会社に入り、そこで二百数十万本売れたRPGのシナリオを書く。その後、フリーのシナリオライターとして『Memories Off』『Memories Off 2nd』などのシナリオに携わる。ゲーム専門学校では講師として『実践的キャラクター概論』を担当する。同時期に劇団を設立し、日本国内だけでなく、イギリス、台湾にて海外公演を多数行う。ゲームシナリオ関連の講演としては、2007年にCEDEC 2007にて『ゲームシナリオライティングシアター「キャラクターからの呼び声 in CEDEC」』、2014年に国際交流基金の招聘でパリ・ロンドンにて『キャラクター・ゲームシナリオ論』を行っている。現在は、株式会社オラクルナイツ所属演出家、映像制作会社それいけ!映像センター代表を務める。

「2017年 『ゲームシナリオの書き方 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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