SNS的仕事術 ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える! [ソフトバンク新書]
- ソフトバンククリエイティブ (2006年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797336016
感想・レビュー・書評
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組織の中のワン・オブ・ゼムではなく個人として仕事をしましょう。その際には今流行のSNSが便利ですよ〜という本。
この本で謳っているような仕事が出来る人はとうにしているだろうし、この本を読んで目から鱗を落とした人が何かしらの花を咲かせられるとも思わない。
成果主義と併せて情報発信力というかアピール力が大事になってくるが、本来の日本人の於く奥ゆかしさ(個人の資質というよりも"空気"として)からすると口だけ番長の増加につながるだけでは? と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2006年の書籍だが、SNSの立ち上がり時期に、自分の固有名詞での仕事の仕方・生き方を示したもの。今だとFacebook中心になるのだろうが、着眼点がいい。
自分の個性を理解して、どこの誰から見られてもよいものにパッケージ化し直して発信する、というメッセージは分かりやすい。どう見られたいかという、自分ブランディングなのだろう。
また、情報公開することで、競合他社からのアクセスが多いこともあるらしく、経営層に近い場合は、アクセス解析は重要だと感じた。
発信時には、コンテンツだけでなく、タイトルと長さ、発信タイミングにも気をつけないといけない。 -
SNSとは何だ?という人たちにはかなりおもしろい内容かな。
SNSをすでに使っている人たちは、本書に書いてあることは
薄々は感じていることでしょう。改めて文章にするのは難しいですけど。 -
あとがきに書いてあるとおり自分の名前で仕事をする為には自分の付加価値をアウトプットする事が重要。付加価値が提供出来なければ質の高い関係は生まれない。
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旅先で見つけた一冊。
ざっくり言って、
「これからは会社の名前じゃなくて、個人の名前で勝負する人が成功するよー。そのためには、自らどんどん情報を発信して、人間的つながりをつくっていかなければならないよー」
って話。
言ってることは正論やし、ホンマにこれからはそういう時代になていくと思うけど、会社の名前でしか勝負できない人の前提として、自ら発信できる何かを見つけられていない、または見つける機会を見落としていることが原因やと思う。
やから、そのためにはどういった取り組みが有効かというところまで言及してくれれば、なおよかったかなーと感じた。
それに、「個人で勝負」って簡単に言うけど、それは結局ある程度のスキルや能力を持った人の話になってしまう気がしなくもなかった。
まあ、個人の力をつけろってことですよね、頑張ります。 -
著者の専門は「自己演出」。本の内容は、SNSの使い方というより、自分を発信して人とつながる方法が主体だった。
プロフィールに欠かせない3つの要素
-Portfolio:実績を紹介するリンクやブログのURL
-Profile:何ができる人かを伝えるキーワード
-Credentials:知人がどのように紹介しているか
発信情報のクオリティアップ
-引用には出典をつける
-簡潔・明瞭に
-新規性、意外性、読者の驚きを意識する
-海外の情報など、皆が知らないネタを見つける
-複数の情報源を参考にして信頼性を上げる
SNS的仕事術の実践例
-様々な場所で自分のキーワードを伝える
-何をやろうとしているか、どこまでやってきたかを語る。日ごろの活動をこまめに発信する。
-好きなことにとことん詳しくなる
-詳しくなった情報をわかりやすく伝える
-選んだテーマで繰り返し書くことで、人や情報を集める -
SNSに興味を持ってきたときに書店でこの本を手に取ってみたのですが、偶然にもアメリカ留学時に一緒の大学にいた人が書いた本でした。と言っても学部も違ったので数回しか会ったことがないのですが。
SNSのコミュニケーションツールとしての特徴をよくつかんで、リアルに絡めてうまく説明されていると思います。帯にもある通り、プロフェッショナルな個人としてやっていくためにはツールがそろっているだけに素の情報発信のスキルと努力が重要になってくるんだろうなと思わせます(会社の宣伝もあるのかもしれませんが)。「SNS」よりも「仕事術」の方に重点があるところが他のSNS本とは違うところです。その点で賛否が分かれるかと思いますが。
アメリカで会った当時からバイタリティ溢れていましたが、独立して本も何冊か書かれて活躍しているんですね。そう言えば時々くるメルマガを楽しみにしていたことを思い出しました。あの頃の懐かしさも含めて星5つ。 -
副所長推薦書第一弾
SNS的仕事術とは、個人の特殊な専門的な情報をブログやSNSなどで発信することで仕事にも役立てようという概念である。
個人の価値観が多様化したことで、ニッチと呼ばれる「すきま」のひとたちが出現してきた。その人たちは、オタクやマニアと呼ばれる場合もあるが、見方を変えれば、ある分野に精通した専門家といえる。
ブログやSNSで簡単に情報発信ができる時代になってきたからこそ、組織ではなく個人の名前で仕事する、パーソナルブランディングが重要である。
本書では、SNS的仕事術の背景や概念規定、
そして実際に実践している人を紹介して、より具体的に述べている。