金融マーケティングとは何か これがプロの戦略だ! [ソフトバンク新書]

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著者 : 広瀬康令
  • ソフトバンククリエイティブ (2006年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797336979

金融マーケティングとは何か これがプロの戦略だ! [ソフトバンク新書]の感想・レビュー・書評

  • ここ1週間に集中的に読んでいる「金融」関連の本の中では個人的に一番面白かった。

    ただ、「金融」というタイトルは付いているものの、実際には「マーケティング」について重点的に語られている本である。

    長年様々な金融機関で商品を売ってきた著者が、そのキャリアを通じて出会った試練、チャンス、そこから学んだマーケティングの「いろは」が語られており、そういうわけなのでぶっちゃけると半分くらいは自慢話である。

    ただ、自慢話と言っても読んでいてこちらがシラケるような類いの自慢話ではない。著者の自らの仕事に対する一途な愛が伝わってくる語り口なので、読んでいてむしろ励まされた。仕事の文句が出そうになった時に思い返したい本である。

    で、著者が紹介する自身の学んだマーケティングの手法についてだが、一言で纏めてしまうと、「金融商品」という「特殊な」商品についても、その売り方は食品や衣料品と同じ。いかにして消費者の購買意欲を駆り立てて、「買いたい!」と思わせるかということなのである。だから金融商品を語るには味気ない「説明」ではなく華やかな「夢」が必要というわけで、言ってしまうと今日のAppleがやっているようなイメージ戦略そのものなのである。

    iPodやiPhoneが単に性能や仕様を語るのではなく、その商品によって顧客の生活に何がもたらされるか、「どうしてiPhoneが魅力的なのか」を語ることで消費者に訴えかけてきたように、金融商品においても重要なのは「それを買うことでいかに便利で安心な資産運用が出来るのか」を訴えかけることなのである。

    常々「モノを売るというのは夢を売るということだ」と言っている私にとっては、「金融商品もやっぱりそうなのか」と思える納得の一冊なのであった。

    ちなみに、著者が新卒で初めて就職した(当時は日本で無名の!)シティバンクでまず驚かされたのが、シティのポップな会社ロゴであり、社内のPCが全てMacintoshであった(ここでもApple!)ことであり
    「なんてオシャレな会社なんだ!」
    とワクワクしながら勤務を始めたのだという。

    やっぱり華やかさに対する「憧れ」や「夢」を持っている人がモノを売るのが上手い人なのだなぁとこれも私にとっては納得なのであった。

    と、ここまで内容を思い出しながら書いていて思うのだけれど、やっぱり「金融」プロパーと言える本ではない。ただ、とりあえず面白いことには違いないのでオススメしたいです。

  • 広告ではシンプル・わかりやすや・インパクトの三つが大事とかそういう当たり前のことが書かれてある。
    これからは若い潜在顧客に金融商品を理解してほしいとか、要は投資信託買ってほしいといったところ。
    つまみ読みで十分。

  • [ 内容 ]
    外資系金融機関で独自のマーケティングをもとに、画期的なPRや商品開発を次々と展開して高い評価を得たエキスパートが語る戦略論。
    現場での経験に基づいた、新しい時代における金融マーケティングの手法が徹底的に論じられている。
    激変する日本の金融環境からビジネスヒントを得るにも最適の一冊だ。

    [ 目次 ]
    第1章 アイデアが勝負を分ける(思いも寄らなかった金融、そして外資系企業への入社 シティバンクはまだ無名だった ほか)
    第2章 どうやって売り込むのか(銀行で投信など売れるはずがない、と言われた時代があった 初めて知った日本の大手銀行の「本当の実力」に震えた ほか)
    第3章 顧客の信頼を勝ち取る(保険の重要性は知っているが、自分の契約内容は知らない 保険と貯蓄は分離を。保険は掛け捨てが効率はいい ほか)
    第4章 これからを考える(瀕死の銀行を甦らせるために キャンペーン告知は、一気に大量に行うことで効果を生む ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 具体的な事例がたくさん紹介されており、わかりやすい。

    ・差別化
    ・シンプル、わかりやすい、インパクトのある広告を打つ
    ・ターゲット必中の広告を打つ
    ・広告はいっぺんに、徹底的に打つ(中途半端にやっても効果は薄い)

    著者はこういった原則でマーケティングに成功しまくってます。
    参考になりました。

  • 筆者はこの十数年、日本の金融界にマーケティングの新風をもたらしてきた第一人者だろう。シティバンクでの広告戦略、フィディリティでの銀行窓販ルート開拓、保険ネット販売など、当時では業界常識として考えられなかったことを、考案して実現してきた。そして新戦略を支えたのが消費者とのコミュニケーション。マーケティング戦略の組み立てを真似することは容易だが、丹念にお客様の声を分析して、センスある発見をしていくのはかなり難しい。

    金融界の後輩として見ると、筆者の戦略は今では殆どが真似され、あたりまえになっている。真似できてないのは、ユーザーと質の高いコミュニケーションを保っていくこと。ただどんな業界でも、ニーズがある程度掘り起こされてくれば、最後のニーズ喚起策として価格戦略が実施される。商品のマス化、利鞘の低下、金融界もそんな成熟化のフェーズに入ってきているのかもしれない。■

  • アイデア次第でどんなものでも復活することができるってことを教えてくれる本。

    あの銀行とかには、そんなことがあったんだな。

  • ブックオフで安かったのでたまたま手に取った本。
    にしては面白かった。
    金融業に携わる筆者の、試行錯誤が伝わってきました。

  • 筆者自身のサクセスストーリーといった感じ。

    その時代時代にあった商品提案および広告戦略をやってきました。

    そ、そうですか…?

    で?

    …。

    そういった感じになってしまったのでした。

  •  ほかの産業のマーケティングを金融にも適用した人。
     それなりに面白いが、マーケティングの基本ともいえることなので、あくまで読み物として読むことをおススメします。

  • 当たり前ですけど出来ていないということですね。

  • 金融に興味をもってるんだけども、マーケティングとのコラボってことで、面白そうだとおもって読んでみた!金融の広告について多く載っていて、面白かった。ちなみに著者は同じ大学の人。

  • 「金融マーケティング」と命名されている本書ですが、金融業を問わず、マーケティング(広告)戦略を考える幅広い層の方々にも、大変参考になると思います。

  • 外資系、楽しそう!!

  • マーケティング、というか、金融業界、というか、外資、というか。
    どの世界でも、周りを気にせず信じた道を突き進んだ人には語ることのできる言葉がある。

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