戦塵外史 野を馳せる風のごとく (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797337761

作品紹介・あらすじ

「どけえいっ」一陣の風のごとく戦場を駆け抜ける赤毛の巨馬。騎乗する男が振るうのは、一スタルト(約三・六メートル)はあろうかという"削り出し"の大槍だ。それに触れた五人の兵士の首が一度に飛ぶ。人間業ではない。彼の名はダリウス。今は亡きアバール大公国の世継ぎである。その存在すべてが桁外れの男であった。「兵を挙げて頂きたく存じます」彼の内縁の妻アスティアが連れてきたのは、亡国の皇女フィアナだった。生ぬるい平和に退屈していたダリウスは即決した。たった五人で一国を奪う…。こんな愉快なことが他にあるだろうか。「ひとつ派手にやろうじゃないか!」。

感想・レビュー・書評

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  • 架空の中世っぽい世界の歴史小説風の痛快物語。
    負けなさそうな主人公キャラの存在は読んでて安心感がありますね。

  • 良くも悪くも、サラッと読める。

    淡々とクールな視点で人物や事件を、未来から過去の歴史を描いているような歴史書的な視点で描いてる感じは出てる。

    ただ、掘り下げが足りないとも思える。個性的と思えるキャラクターが結構出てきてるのに、今ひとつ魅力が伝わってこない。

    期待してたんだけど、僕には合わなかったかな。

  • 極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説
    舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だ

  •  滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。

     主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。
     物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代人が紹介するような形をとっており、ありもしない国が本当に存在していたかのような気にさせられる。一応、一巻で話が完結するのも私としてはうれしい。

  •  ダリウス マジ カッコイイ。
     思わず片言になってしまうほど、格好良い。

     お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?

     あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)
     キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!
     皆、男前過ぎるよ(*´д`*)

     基本、短編集なのですが、読み終えると全ての話が繋がっていて脱帽。
     1巻表紙中央を飾るダリウスですが、やはり他の巻でちょい役として出てきてもキタ━(゚∀゚)━!ってなりますね(笑)ダリウスたんキタ、これで勝つる…!
     敵にも愛されるキャラ、正に敵なし。

     フーシェ先生は2巻でクローズアップされるのですが、もう17歳の王様と27歳の補佐役って…!何ですか、まずその設定に萌えっ(落ち着け)
     流行り病から生還したフーシェに抱きつく王様可愛過ぎる。そして王様も男前過ぎる(3巻参照)流石今後大陸を制覇する最強タッグ。

  • 戦記物。大規模戦争物ではなくて、冒険っぽい感じ。

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