狼と鳩(下) (ソフトバンク文庫 ウ 3-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797346893

感想・レビュー・書評

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  • 1066年、イングランドはノルマン軍の侵攻を受け、サクソン人領主の娘エイスリンは侵略者に父を殺され自身の貞節も奪われてしまう。
    その後、新しい領主ウルフガーの奴隷兼愛人として生きるようになるが……。

    『炎と花』ぶりのウッディウィス。
    面白くないわけではないけどあんまりハマらず読むのに時間が掛かってしまった。
    ヒロインは美しさに加え心根の温かさや優しさがあるので女嫌いのヒーローの頑なな心も溶かしてしまった模様。
    強烈な性格のヒーロー妹が一番印象的だった。

    1974年。

  • 前半、あいかわらずのヒーローの煮え切らない態度にイライラさせられるものの、後半はそんなこともなく最後まで楽しく読めた。
    ラグノールのエピソードは予想通りだったが、グヴィネスはなんだか可哀相だった。
    ヒロインの母の扱いの酷さが気になっていたので、ラストはほっとした。やはり彼女にもレディとして返り咲いて欲しかったので。
    ……ところでフリンはちょっとそれっぽい描写もあったことだし、スゥエインと良い感じでいいのかな?

  • The wolf and the dove
    エイスリンはいつしかウルフガーの孤独の影にひかれていった。
    かれの寵愛もまた、たんなる捉われの愛人としてだけではないように、感じられてならなかった。
    そう思えば思うほど、エイスリンは胎内に宿った新しい生命が、あの狡猾な男、ラグナーの子どもではなく、あいする人ウルフガーのものであってほしいと苦しむのだった。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    自分を囚われの愛人にしている男なのに、エイスリンはいつしかウルフガーに惹かれ、その抱擁を焦がれるようになる。一方、ウルフガーもまた、ただの奴隷だと思っていたエイスリンへの思慕にとらわれていく。エイスリンはその身に新しい命を宿し、愛するウルフガーの子であってほしいと願う。だが憎悪すべきラグノールの子なのか…?数奇な運命に翻弄されながらも、クライマックスへ。

    エイスリンとウルフガーの関係だけれはなく、メイダやグウィネスなどみんなの疑問も解けてみんなハッピーエンド。そうそうロマンス小説は功でなくてはいけません。ハッピーエンドはお約束。
    ウルフガーの葛藤もわからないではないけれど、エイスリンの潔さがやっぱり際立つ作品でした。

    Wolf and the Dove by Kathleen E. Woodiwiss

  • 2009年8月30日読了。

    後半ちょっとだれた。
    結婚にこだわるヒロインとそれを拒み継ぐけるヒーローって展開が長すぎ・・・。
    最後は悪役以外全員ハッピーエンドだったのもちょっとやりすぎ・・・大体ヒロインのお母さんが突然正気に戻るのも変・・・。

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