ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト
- ソフトバンククリエイティブ (2008年5月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797347104
作品紹介・あらすじ
アメリカで注目を浴びるペルソナ手法を日本向けに変換+Webサイト構築に応用したテクニックを解説。ペルソナの価値だけでなく、ペルソナ作成後の具体的なデザイン方法についてケーススタディを通じて紹介します。
感想・レビュー・書評
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「デザインとは何か」のような抽象度から、デザインをUXと紐づけて行う必要性を説いている本。具体的な方法も載っているが、今回は抽象度の高い部分を中心に読了した。
普段からユーザー行動を良く観察することが重要であり、N1分析にも通ずるところがあった -
縦組み2段でびっしり中身の詰まった相当なボリュームで、やっと読み終わった。
これを読めばすぐペルソナ作って人間中心設計プロセスを取り入れたデザインできる!というような簡単な内容ではない(本に沿ってプロジェクトを進めると予算に合わない可能性大アリ…)けど、デザインとはどういうことか、どういうプロセスでものづくりが進んでいくのか、たくさんの書籍やアカデミックな専門分野の話を織り交ぜながら丁寧に解説されていて身になる本。社会人から教授になった大学教授の内容の濃い授業を聞いた感じ。参考文献も、読みたくなる本が多い。
「Webサイト」という言葉が書籍タイトルに含まれているけど、アプリにもサービスにもすべて通ずる話だと思う。
気になった部分を覚書としてまとめたいけど、結構な量になりそうなくらい、後から参照したい部分が多い。読み返してもいいと思える良書。取り入れられる部分から実務に取り入れていきたい。 -
糸をより合わせて紡ぐような丁寧な論調で、特に前半の意識合わせがとても有効に思う。ユーザー中心デザインの基礎が、きちんとわかる感じ。
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ユーザー中心のデザインを考える本。
まずは本のタイトルの内容になる前段として、なんのためにデザインを設計するのか、ウェブサイトを立ち上げるのかを定義している点が良い。
まず、設計するや、開発するというプロセス時点で本来誤っているといることを再認識させられる。そもそもなんのためにするのか、どんなユーザーに利用するのか、
システム屋の独りよがりじゃ、あかんよっていっているわけ。
それを説明した上で、こんなフレームワーク、考え方がありますよっていって登場するのがこのペルソナという手法である。
ユーザー中心デザインとして、誰がこのシステムやWebサイトを使うのかということを考え、デザインを設計していくわけだ。そのプロセスが立ち上げからテスト手法まで一連のプロセスが本書には掲載している。
デザインそのものが具体的に書いてあるわけではなく、どういうにしていきましょねということが書いてあり、ペルソナを創造することで、あながち答えがみえそうな気が個人的にする。
本書、デザイン、経営思想など色んな文献を参考にしているので非常に説得力があって良い。
こういった本で引用として、ドラッカーやまさかのサイモンまで登場するとは思わなかった。
やや、冗長的で読みにくい部分もあるのが難点か…。 -
ユーザ中心のデザインを考える話。
デザインとは?の考えから始まる序章が充実。
後半の実践編は、マネれそうなことをつまみぐいか。
デザイナーって何?って感覚が生まれた。
良書。 -
デザイン思考に欠かせないペルソナデザインを具体的につくる方法やデザインとは何なのかをかなり詳しく書いています。マーケティングに不可欠な人を観察することを学ぶことができる本です。
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Webサイトのデザインは芸術的、直感的なひらめきで行われるのでなく、サイトを利用するユーザがどういう状況で利用するかを、綿密に分析しストーリーを組み立て行っていくというあたりまえのことを再確認した。
本書は内容は濃く、400ページにわたりペルソナ手法を使ったやり方が詳細にまとめられている。ただ文章が自分にとっては多少読みづらく、理解が難しい部分もいくつかあった。
また本書の手法をとりれるとかなりの期間、費用がかかるので、簡単に試せるものではない。 -
何度目かのトライで漸く読み終えられた。自分の頭が棚橋さんの文体に馴染むのに3〜4年かかった感じ。ユーザ中心デザインという手法自体の消化にはまだ時間がかかりそう(部分的には応用してみているが)。