晴れた空にくじら 浮船乗りと少女 (GA文庫 お 3-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797349160

作品紹介・あらすじ

「ここに浮船があるでしょう-そのフネ、私にください」突然やってきた少女の、あまりに突拍子もない申し出に、雪平はしばらく返事ができなかった。浮船-空に浮かぶ不思議な生物「浮鯨」から採れる器官「浮珠」を利用した空中船が、たしかにこの事務所には一隻ある。だが、もちろんそれは気軽に人にあげたりもらったりできるものではないのだ。驚きつつも、とりあえず少女に詳しい事情を訊こうとする雪平。しかしそれは彼らにとっての大きな冒険の始まりだった。戦争の始まった空、くじらの棲む成層圏の下で展開する、ボーイ・ミーツ・ガールストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 浮船という設定や、それに付随するガジェットの描写が細かい。空戦の描写も丁寧。だが、丁寧すぎて少々味気なさを感じた。

  • 『ジョン平とぼくと』シリーズが好きだったので3巻までまとめて買った。
    ラノベの特徴である「短文で切る」というのが少なく、文体が性に合う。視点が若干揺らぐが、それはそれで味なのかもしれない。

    しかし、この作家の特徴は、やはり「ユニークでいてあまり凝りすぎない世界設定」だろう。
    舞台は日露戦争中の満州と日本。現実と異なるのは、空に生きる浮鯨の存在と、それから取れる浮珠、そして浮珠を利用した浮船。1巻は、ほとんどこれらの説明と、登場人物の説明で終わっている。こんなシンプルな設定だが、登場人物の描写とうまく絡んでいて、上記の文体と併せて飽きさせない構成になっている。

    なお、ヒロインは「少女」だが巨乳である。巨乳とは一言も書いていないが、そう表現されている(イラストではなくあくまで文章で)。

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