F-22はなぜ最強といわれるのか ステルス、スーパークルーズなど最新鋭戦闘機に使われるテクノロジーの秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797349887

作品紹介・あらすじ

144対0、241対2。この数字は2006年にアメリカで行われたF‐15、F‐16、F‐18とF‐22の模擬空中戦の撃墜数である。日本を始め世界中に配備されているアメリカの名戦闘機を寄せつけない圧倒的な戦闘力を誇るF‐22ラプター。その戦闘力を生み出したテクノロジーとは、いったいどのようなものであろうか。その全貌を見せる。

感想・レビュー・書評

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  • ステルス、超音速巡航能力を誇る第5世代戦闘機のF-22の本。その開発コンペから試作、実用までの変遷や、冷戦終了による生産数減、空軍内の配備状況等、平易に紹介している。 物足りないのは、1機100億円を超えるコストがどこにどの程度かかるもののかの解説がないところ。

  • まあ、そういう本。
    それ以上でもそれ以下でもない。

  • タイトル通りの最新鋭戦闘機の解説本。
    航空雑誌等で大体内容は知っていたが、この本のようにコンパクトにまとめてあると判りやすい。日本の自衛隊がこの戦闘機を欲しがった理由もよく判る。とにかくスペックが最高で、他の戦闘機を圧倒する能力がある。ステルス性能を活かせば、自身が捕捉されること無く相手を倒せるという戦術理論が素晴らしい。
    但し、この最強戦闘機も未だに実戦投入されたことがなく、果たして理論通りの性能を発揮できるかどうかは不明である。練習ではもの凄いボールを投げても、本番の試合ではダメというピッチャーもいるように、F-22も性能は抜群でも、相手が想定外の戦術で対応したり、パイロットが能力を発揮できないと宝の持ち腐れということにもなりかねない。機械は人間が扱うものですら。その前に、そういう事態にならないように平和な世界が続くことが望ましいのですが。

  • とりあえず一通りF-22の知識を得るには良い。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    144対0、241対2。この数字は2006年にアメリカで行われたF‐15、F‐16、F‐18とF‐22の模擬空中戦の撃墜数である。日本を始め世界中に配備されているアメリカの名戦闘機を寄せつけない圧倒的な戦闘力を誇るF‐22ラプター。その戦闘力を生み出したテクノロジーとは、いったいどのようなものであろうか。その全貌を見せる。

  • 一番好きなのは複葉機あたりだけど、最新の戦闘機にもロマンは感じます。ただ、感情的にいろいろと複雑なものもあり。技術面だけなら純粋に興味を持てるので面白かった。

  • 性能や装備品等の技術的な話から、誕生までの経緯や製造といった裏方的話まで網羅されており、1時間ちょっとでF-22という戦闘機について理解できた気になれる。

    小ネタも充実しており、例えば攻撃機も兼ねられるので当初はF/A-22という名称になる予定だったのが、海軍の任務記号を使用することに対する空軍の抵抗と反発でそれが見送られたというような、どうでもよさそうで、ただ知っていると詳しいと思わせるようなエピソードもちょこちょこ載っている。

    本書は全ページ見開きの左側に説明、右側に写真という構成になっているが、できればその写真のどの部分の説明をしているか目印を付けて欲しいと感じた。ただ写真は写真でそのまま見たい気もするので、こんな時こそ電子書籍で、写真の上のレイヤーを任意にオンオフできればよいと感じた。

    個人的には、ステルス機はどうやって目標を探知するのか長年疑問だったが、やはりレーダーを使っているということで疑問は多少解消した。ESMで逆探知されると思うのだが、FIXとかがうまくいかないから問題ないのかな。

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著者プロフィール

1954年12月、北海道札幌市生まれ。1977年3月、立教大学社会学部卒業。同年4月、航空雑誌出版社「航空ジャーナル社」に編集者/記者として入社。1984年1月、月刊『航空ジャーナル』の編集長に就任。1988年6月、月刊『航空ジャーナル』廃刊にともない、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる。著書は、『航空自衛隊F-4マニアックス』『幻の第5世代戦闘機 YF-23マニアックス』(秀和システム)をはじめ、『旅客機年鑑2022-2023』(イカロス出版)など多数。

「2023年 『幻の国産旅客機 SpaceJetマニアックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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