うまい雑草、ヤバイ野草 日本人が食べてきた薬草・山菜・猛毒草 魅惑的な植物の見分け方から調理法まで (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797356373

感想・レビュー・書評

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  • その植物がどういう特性だ、というだけでなくて、どんなふうに使われてきた、食べられてきた、あるいは誤食されてきた、というあたりは面白い切り口です。
    例えばトリカブト。殺人に使われるイメージがありますが、実の所、とにかくマズいと。それをどのように致死量を食べさせるかを、古今研究されてきたのだそうです。
    毒物以外の食べられる野草でも、決して食べることを推奨するものではないし、見分け方もおおざっぱなニュアンスで良い、とした、気楽な感じの本ですが、ちょっとくだけすぎの感もあります。
    好奇心はくすぐられますが、食べたい、という方向に背中を押してくれるわけではありません。そこから先は自分で決めろ、と。あらためて見ると、我が家の庭は食料だらけだな。

  • ちまたの山菜の本は、調理法とともに野草の紹介がされているが
    本当に美味しいのか疑問に思っていた。
    『こんなふうにして食べるとあるが、そこまでして食べようとは思はない』なんて、この作者は、正直。普通の山菜の本では見られない表現。
    紹介されている植物について、共感する部分が多いし、参考になることも多い。

  • トリカブトやジキタリスといった「ヤバイ」毒草の紹介から、オオバコの葉はのど飴の主材料、スミレの根のトロロはうまい、といった「うまい」話まで盛りだくさん。ただし、日本中に自生している「本当にヤバイ」草の紹介はない。(柿内芳文)

    ▼『ジセダイ』140文字レビューより
    http://ji-sedai.jp/special/140review/20111013.html

  • 子供の頃冬の田んぼで雑草の茎むいて白いワタ毛をガムの様にかんでいた思い出が・・・なつかしくてこの本を手に取ったところ、テレビでレポーターに毒草の天ぷらを食べさせたという・・・読まねばと思った。
    【佐賀大学】ペンネーム:4階の松ちゃん

  • 【新刊情報】うまい雑草、ヤバイ野草 http://bit.ly/pgSYnf 470/モ 身近に生えている、食べておいしい野草。しかし、中には似て非なる危険な草もある。その見分け方の秘訣や旬の判断、調理法などをカラー写真とともにわかりやすく解説する。

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著者プロフィール

1969年生まれ。サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に、植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける。著書は、『帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種』『見つけて食べて愉しむ 季節の薬用植物150種』(弊社)をはじめ、『身近な雑草のふしぎ』『身近な野の花のふしぎ』『うまい雑草、ヤバイ野草』『身近にある毒植物たち』(SBクリエイティブ)など多数。

「2023年 『ビジュアル「危険生物」図鑑 200種』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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