ザ・ホスト 全三巻

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  • Amazon.co.jp ・本 (1096ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797357936

感想・レビュー・書評

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  • 献本キャンペーンで頂きました。が、すみません・・・すすめない(苦笑)トワイライトはがっつりハマって、あの胸キュン切なストーリーが好きだったのだけどこれは・・・ウーンなんていうんだろう。作り込みすぎた感が私には強いです。リアルさを少し欲しかったのと、実態がないワンダラーに同感できないし、そこまでの設定になじめなかったというか。それか本当に時間に余裕あって心も余裕あるときなら入りこめたかなぁという気も若干あるので、是非その時をまって再読したいと思います。せっかく頂いたのにすみません(;´Д`)

  • ブクログのパラノーマルロマンス本プレゼントに応募して読んだ本。
    パラノーマルロマンス=ファンタジー、SF、ホラーなどと恋愛が合わさった作品だそうです。わざわざジャンルを作らなくても、フツーに今まであった内容だと思うけど。「トワイライト」から察するに、「恋愛」の比重がパラノーマルな設定よりも重いんだろうな。
    応募して本は頂いたものの、本の帯に「ひとつの体に二つの魂。愛したのは、一人の男」とあって。なんかハーレクインみたいなのだったらどうしよう、恋愛モノって苦手だし……などと先入観を持って読んだお話。
    が!これが面白かった!

    主人公ワンダは銀色の糸のような体を持つ異星人。他種の体(ボディ)に寄生して生きていく。本来ならば寄生した時点でボディの意識は消えるはずなのに、ワンダが寄生したボディ、メラニーの意識は消えなかった。
    今まで宿ったどんなホストよりも、非論理的なまでに感覚や感情が豊かで激しい「人間」に、ワンダは引きずられてしまう。
    ワンダとメラニー、それに彼女の恋人ジャレドとの三角関係がメインかと思いきや、お話にそんな甘いムードはなく意外なくらい骨太なSFでした。

    異星人ソウルが支配するようになった世界で、寄生されていない人間の生き残りは隠れて生活している。メラニーに引きずられて、人間を庇う感情が生まれてしまったワンダは、異星人の世界で異分子となってしまう。
    耐え切れずに異星人の世界を裏切り人間の世界に飛び込んでいくワンダ。そうしてたどり着いた人間社会では、敵として扱われ、彼女はどちらの世界にも居場所がなかった。
    敵意だけの世界でひたすら「誠」を示し続けるワンダに、とても惹かれました。次第に周囲の人間の心が溶けていく様子に、ワンダと一緒になって喜んで。そうこれは古典的な立身出世モノ!イジメられていた娘がお姫様になるシンデレラストーリーでもあったんですね。

    ワンダをワンダとして認め、愛してくれる人が出てきたとき、彼女はこのままひとつのボディでメラニーと共存し続けることはできないと悟ります。そのときに彼女がとった選択とは……?
    個人的には「これってどうなの?」と思わないではない結末ではありましたが、まあいいか!シンデレラなんだもの!

    異星人の寄生というテーマは目新しいものではなく、映画の「エイリアンネイション」や大原まり子さん「エイリアン刑事」など多くの作品がありますが、「人間として生きる」ことを選んだワンダのこのお話は、その中でも特に美しいと思いました。
    ワンダは「一人の男を愛した」というのではなくて「ヒトを愛した」と言ったほうが正しいと思う。帯に書いてあるような「三角関係」やロマンス要素よりも、ワンダという存在が周囲に認められ、必要とされていくその過程のカタルシスがなによりもこのお話の中心じゃないかな。

    ロマンスが苦手なヒトでも絶対に楽しめるお話です!

  • 全3巻。最初の1巻は少し世界観を理解するのに時間を使ったけど、あとはラストまであっという間でした。
    ワンダ、メラニー、ジャレド、イアンのそれぞれの愛の形と複雑な心の動きに、いったい誰を支援すればいいのか、読者である私自身さえ同じ世界に引きずり込まれたような焦燥感で、久しぶりに「読書」という神の視点から本の世界の中に引きずり下ろされました。
    ラスト直前まで諦めにも似た気分だった私を、希望のベールで包んでくれた最終章で、さらに読後感がUPしました。
    日常でつい忘れがちな「互いを思いやる気持ち」や「決して諦めない強さ」を思い出させてくれる秀作です。
    .

  • 面白かった。主人公の女性がいい。種の特性として善良で穏やかであるところが面白い。そのくせ最後には勇敢なところが判明して痛快。反対に男性キャラはイマイチピンぼけ。

  • ザ・ホストの全巻セット。

    本自体は単品購入できるものと一緒ですが
    単品購入のものにはない
    3冊をまとめておける外カバーがついてます。

    しかしこのカバー、本が収納しづらい。

    だから家ではザ・ホストの見出しみたいになって、
    一緒に本棚に収まっています(^^;)

    本自体のレビューですが・・・
    私はトワイライトが好きでこの作品も買ったのですが、
    じつはちょっと読んで長く放置していました。

    理由はワンダラーの体験談がおとぎ話みたいでつまらなく感じたから。
    この本を購入した時期は、
    トワイライトにドハマりしていたので
    まだ気持ちが「地球外生命体」のヒロインを受け入れられる感じじゃなかったんだと思います。

    でも、映画公開がそろそろなんじゃないかな~?
    という頃に本を開いてみたら、
    嘘のように一気に入り込めました。

    最終巻では健気なワンダラーに感情移入をして泣く始末。

    何度も読み直し、ひとしきり感動を満喫したところで
    映画情報を調べて映画館に行こう! と思ったら
    私の家の周辺では丁度公開が終わった頃で
    「なぜもうちょっと早く読まなかった・・・」と落ち込みましたよ(^^;)

    そんなわけで、購入当時は興味のなかった本でしたが
    今は大切に本棚に収まっています。

  •  『寄生獣』の ミギーを思い出しました。
      
    3巻でよくまとめてあり、おもしろかったです。

    図書館の新刊本コーナーで、 偶然見つけました。 ラッキー!

  • 銀色のリボンのような異星人ソウルが神経に寄生すると、宿主(ホスト)の身体(ボディ)は乗っ取られ、元の人格(精神)はコントロールされてしまう。人類が為すすべも無く次々とソウルに寄生されていく中、メラニーに寄生したソウルのひとり、ワンダラーは思いがけずメラニーの精神の抵抗に遭遇する。愛する恋人とたったひとりの弟に再会するため、メラニーの精神に引きずられて危険な砂漠へと向かうワンダラー。寄生が終了してない人間の残党を見つけ出そうとする捜索者(シーカー)の追手を逃れ、ようやく再会した恋人は、ワンダラーに寄生されたメラニーを「敵」と思ってしまう。

    人間とワンダラーとの間に次第に芽生える信頼関係や友情、そして、愛情も。パラノーマル・ロマンスの傑作!

  • 宇宙人には形がない。人間に寄生するかのように住み着き、いつのまにか人間の体を乗っ取ろうとする。もしかすると近い将来こんなことが起きる可能性も無きにしも非ず・・かも?

  • トワイライトシリーズが長編作だったため
    短かかったかなぁという印象と、
    何か、最後がちょっと…という気がしました。

    話の流れは好きです。

  • 献本でいただいたものの、上手く入り込めずやっと読み終えました。。まず、内容的に細かい設定がありすぎるし、翻訳もわりと直訳的な感じだったので、私には何度か読み返さないと理解できないところがたくさんでした・・・
    ワンダラーの女性としての心の動きには共感できたし、面白かったけど、なんとなく最後は物足りなかったです。

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