- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797358032
作品紹介・あらすじ
水素と酸素から高い効率で電気をつくる。脱石油燃料の旗手となるのか?家庭用エコシステムの次は燃料電池自動車が登場する。
感想・レビュー・書評
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「未来のエネルギーについて考える」という流れで燃料電池について。
2000年代前半に燃料電池は未来のエネルギーとしてブームになった。
車も燃料電池、ノートパソコンも燃料電池、家庭のコージェネ発電も燃料電池、そんな未来像が描かれていた記憶がある。
リチウムイオン電池の活躍と共に、燃料電池は表舞台からひっそりといなくなった気がする。
エネファームは実用化されましたけど。
ただ、もしかするとまた主役が回ってくるかもしれない。原子力発電が脱落し、中東の先行きが不透明な中、有望視されているのは天然ガスだから。
アメリカもシェールガス革命とやらで盛り上がっているようです。
近未来のスマートハウスは、以下のような感じになるんでしようか。
ベース電力は燃料電池。
ピーク電力は太陽光発電と二次電池。
暖房と給湯は燃料電池の排熱と太陽熱を活用。
要素技術だけ見ると、そんなモデルハウスがあってもおかしくないのにね。やっぱり全体を管理するソフトウェアを開発するのが大変なのかな。
東電と東京ガスと京セラとサンヨーとシャープとパナソニックが叡智を結集すれば・・・
無理か。
技術と社会動向の全体をバランス良く見渡しつつ、リーダーシップを発揮できる人が纏めないとムリだわな。 -
第1章 燃料電池とはなにか
第2章 燃料電池と二次電池ではどこが違う?
第3章 生活に深くかかわる家庭用燃料電池
第4章 生活や経済活動に欠かせない電気自動車への利用
第5章 ユビキタス社会を支える携帯機器用電源
第6章 業務用燃料電池について調べてみよう
第7章 スマートエネルギーネットワークと水素エネルギー社会 -
とてもわかりやすかった。