造船の技術 どうやって巨大な船体を組み立てる?大きなエンジンは船にどう載せるの? (サイエンス・アイ新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.31
  • (0)
  • (5)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797363111

作品紹介・あらすじ

資源に乏しく、海に囲まれたわが国は、外国との貿易が欠かせません。
ほとんどの貿易は船で行いますが、盛んな貿易にはたくさんの大きな船が必要です。
原油にはタンカー、鉄鉱石には鉄鉱石運搬船、穀物にはバラ積み船、天然ガスにはLNG船、
細かい荷物にはコンテナ船など、さまざまな種類の船も必要です。
そのため、わが国では、昔から造船が盛んで、現在も最先端の造船技術を誇ります。
本書では、知られざる造船の技術に迫ります。

はじめに
第1章 船のつくり方
第2章 手機(エンジン)をつくる技術
第3章 スクリュープロペラをつくる技術
第4章 舵取機をつくる技術
第5章 フィンスタビライザをつくる技術
第6章 システムをつくる技術
第7章 荷役装置をつくる技術
第8章 通信機やレーダーをつくる技術
第9章 塗装する技術
第10章 救命ボートをつくる技術
参考文献
索引

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 船に使われている多数の部品や工程の一部が紹介されている。工学やものづくりについてある程度の予備知識がないと全体の理解は難しいのではないかと思う。記載内容の良し悪しを判断するには私の知識が足りない。

  •  本シリーズ初本。カラー図版が多く、非常にわかりやすい。これならとっつきやすい、というくらいシンプルに説明されている。本書で気になった技術は専門書を探してフォローすればよい。こんな大型な部品なのに、精度管理、特に組み立て精度管理がしっかりしている、という点が面白い。至極当然ではあるのだが、この技術はものすごいものだ。ということに気づくことができた。
     同じ図を複数回使うのはちょっとよろしくないな、とも思ったが、これは細かい指摘か。とにかくすんなりと高度な技術を概括できた点が良い。ブルーバックスしかこの手の技術シリーズはないと思ってたが、類書が100冊近くもあるとのことなので、今後注目したい。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1950年生まれ。大阪府立大学工学部船舶工学科卒業。大阪府立大学名誉教授・特認教授、大阪経済法科大学客員教授。専門は、船舶工学、海洋工学、クルーズビジネスなど。船に関する啓蒙書を多数執筆し、雑誌などへの寄稿、テレビ出演も著書に著書に「船の最新知識」(ソフトバンククリエイティブ)「ダイナミック図解 船のしくみパーフェクト事典」「図解雑学 船のしくみ」(ナツメ社)「図解・船の科学」(講談社)など多数。

「2023年 『最新図解 船の科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田良穂の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×