ゲームシナリオのためのSF事典 知っておきたい科学技術・宇宙・お約束110 (NEXT CREATOR)
- SBクリエイティブ (2011年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797364217
感想・レビュー・書評
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独特の世界を構成するディティールの知識が整理されていて理解しやすい。こういうのがあると便利。ただ、こういうのを読んでると、子曰く、これを知るものは、これを好むものに如かず、これを好むものは、これを楽しむものに如かず。って言葉がよぎるんだよなぁ(笑)
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構成、執筆陣もろもろ、非常に幼い。企画は理解できるにせよ、何でこのレベルで出版OKが出るのか。
トイレで読むのが良いと紹介された気がするが、勉強になった気がまるでしない。
この執筆陣ではWikiの集合知にかなうわけないのだから、笑いを取りにいくか、作品への興味を持たせるか、ノウハウを伝えることを主眼にするか、別の切り口でなくては。 -
241ページ
グレッグ・イーガンの『ディアラスポラ』は人類意識の変遷を宇宙全体の変化と絡めて描く大作です。
ディアラスポラ→ディアスポラ -
さすがに10年以上の前となると内容が古いと感じるかもしれない。第2版ともいえる最新版が2019年に発売されているのでそちらをお勧めする。
SF好きならたいてい知っている単語ばかりなので、知らない単語を拾い読みするくらいでちょうどよい。
個人的にはダイソンスフィア、中性子星という単語を知らなかったのので参考になった。
巻末の参考文献で代表的なSF小説が並んでいるので、創作の基礎的知識として読むとよいかも -
なんだかちょっと心配になるぐらい誤字脱字の多い本だったけど、SFの基礎を網羅してあって、内容はためになった。本文中に参考文献が豊富に挙げてあるのもうれしい。しかも、古典小説から最近のアニメ作品まで幅広い。興味を引かれた作品がいくつかあったので、近いうちに読むなり観るなりしよう。
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SFの定番ネタが満載で読み物としても初心者用の資料としても面白い。参考文献も要チェックです。
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SFでよく多用されるアイディアが網羅された本。名前だけなら聞くけど、どういう意味? というときに便利。
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SF的なキーワードを見開きにまとめたもの。
ざっくりとSFキーワードをさらうには良いんでしょうね。
「次」を調べるための扉になっていれば、もっと良かったけれど、流石にそこまでは大変だと思う。
ちょこちょこ間違いはあるのでそのまま使うわけにはいけない。 -
2013年8月2日読了。SF世界を舞台にしたゲームシナリオを作成するためのキーワード・アンチョコ集。「科学技術」「巨大建造物」「生命」「世界・環境」「宇宙」「テーマ」という6つの分類にキーワードが割り当てられている。6分類は著者が考案したものか?MECEとは言えないが、各章が微妙に重複し合い、SFの色んな切り口を改めて提示してくれているようで興味深い。「巨大建造物」のような、普通取り上げられないような分類の章をあえて設定しているあたりに著者の強い主張を感じる・・・。一般読者に「おっ、これってSFだね」と直感を抱いてもらうシナリオを作るためのポイントは抑えられているのではないだろうか。現在の科学技術がどこまでSFの世界に近づいているか・どこまでは到達できると想定できるか・科学技術の限界を架空のテクノロジーを設定することなどで「あえて超越してみる」ことで何が起こるか。SFは刺激的で面白いだけに、仕込みとして要求される知識・教養もそれなりに膨大だ。