ヒマラヤの黄金人を追え! (下) (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797365467

作品紹介・あらすじ

ルイスが保管していた羊皮紙には、数百年前、ムスタン王国の兵士たちが"テウラン"と称される謎の品を運び出す計画が書かれていた。侵略者の略奪から守ろうとした"テウラン"は王国の宝物なのか?ファーゴ夫妻はルイスが消息を絶ったヒマラヤの峡谷を訪れ、洞窟の奥深くに神秘的な収納箱を発見した。"テウラン"が"黄金人"との異名をとることを突きとめた夫妻に、箱を追うキングの執拗な追手が!ファーゴ夫妻が人類の進化の壮大な謎に挑む、シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • サムとレミのファーゴ夫妻の活躍するお話第3弾。
    今回はネパール、インド、チベットの間にまつわる旧人類にまつわるお宝探し。まあ、そこにいつものように悪者が登場。テキサスのキングが追ってと共に襲いかかるが、まあ、いつものスーパーマンのような活躍で何とかクリアして、最終的にお宝に到着するところはまあ、言うものことであるが、まあ、マンネリだが偉大なるマンネリか。mなあ、たまに読むとやはりおもしろいから良いかあ・・でもそろそろ飽きてきた頃かなあ。でもまたきっと本屋で買ってきてしまいそう。

  • 本作の謎の古代史はミッシングリングであり、本来は謎解きされることなく終わるのが自然であろうが、そこは期待を裏切らず、あっけなく解き明かされてしまうので、そのあたりは作者の真骨頂であり、このままいったら世界の謎という謎が解き明かされてしまうのではないかと思われる。ただし、本作においては、この肝心な謎解きの部分が新たに登場した学者に委ねられた、言わば外注状態であり、何のための円盤だったのか等、全く読者には開示されないまま、あっけなく場所が特定されて、あれよあれよという感じであっけなさすぎる。また、敵役の富豪も父親に反発していたとしても、今の成功を投げ打つほどの入れ込みをして、最終的に自滅する展開は余りに不自然であろう。そういった意味で結末は予定調和ではあるものの、消化不良である。

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著者プロフィール

クライブ・カッスラー
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去。

「2023年 『地獄の焼き討ち船を撃沈せよ!(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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