おまえは私の聖剣です。 (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797368420

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  • ツンデレと男の子がボーイミーツガールで
    シンクロバトルというよくある感じのお話。

    古事記とか、立花道雪と娘のエピソードとかそのあたりを下敷きに
    してるんだろう。
    Fate/Zero流行ってるし、境界線上のホライゾンも売れてるみたいだし
    偉人バトルいけるんじゃない?みたいな目論見が透けて見える。

    以下、気に入らない点を何点か。

    ・ヒロインがダメな子すぎる
    ヒロインはIXAsの長としても、大財閥の長としてもアレすぎる。
    ヒロインの「政治的リーダーとしての優秀さ」と
    「主人公と対面したときの残念さ」のバランスが破綻しており、
    現時点では人の話をまったく聞かないダメな子で魅力を感じない。

    ・敵が前半後半で別人すぎて違和感。
    人語を理解しないバーサーカーが突然人間味あふれるおっさんになる。
    そして唐突に始まるお涙頂戴ストーリー。

    ・真剣な場面でのネタにげんなりする
    「バカめだ」とか、「クララが立った」とか・・

    ・戦闘がすでにインフレ
    まず敵が強すぎるのが不味い。
    近接戦闘能力・防御能力・遠距離攻撃能力の3拍子そろっており、
    勝利方法が単純に防御能力を上回るパワー!で実にアレ。
    それから、せっかく卑弥呼が使えそうなの能力持ってるのに、
    初戦以外集団戦闘じゃなくて剣振り回してるのもアレ

    ・偉人が「誰それ」状態
    立花道雪の知名度もかなりアレだと思うが、「ニコラ・テスラ」とか
    「ワイアット・アープ」とかは誰それ状態。
    『誰もが知るあの「」と「」が一同に会して異能力バトル!!』みたいな楽しみ方は
    難しいなぁ。

    ・セックスのメタファーがあからさま過ぎて嫌い
    膜とか、白いのとかはさすがに自重下さい。

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