のうりん 3 (GA文庫)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.88
  • (26)
  • (49)
  • (31)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 366
感想 : 34
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797368963

作品紹介・あらすじ

どもどもー、でへへ〜、とうとう先生が表紙になっちゃったよー?ここ『のうりん』は、岐阜県にある農業高校。普通科にはない楽しい学科がい〜っぱい。その中でも、私、ベッキー先生が担任をしてる2年A組は毎日が大騒動!男子生徒が先生を巡ってケンカしたり、調理実習では男子生徒が料理より先生を食べたがったり…ダメよみんな!ケンカはダメ!!そんなある日、素敵な男性が先生を訪ねて来たの。も、もしかしてこの人は…過真鳥くん、先生のこと「お母さん」って呼んで!!四十歳が表紙を飾る掟破りの農業高校ラブコメ第3弾!悲しみを肥やしに変えて-立てよ!農民。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 相変わらず、ノリと勢いと下ネタが凄いラノベだったね。まあ、そこが面白いからいいけど。
    ベッキーはどうにもならないんじゃないかな。

    [more]
    なけなしの農業要素だけど、農業のブラックな部分が若干出ているような気がするがあとがきからすると著者自身は農業に縁があるわけではなさそうだし、どこから知るんだろうか?
    取材先も余り話したくなるような内容ではないと思うんだけどな。
    学生と社会人の勝負結果は極めて当然だと思うよ。人が口にするもので商売する以上は簡単に妥協する事はできないと思うし、好き好んで有害な物を作りたいとは思わないと思うしね。
    農業従事者も減少していると聞くが個人ではなく、企業が大規模にやるようになっているのだろうか。

  • 前巻と同じくコメディ部分のテンポよさは素晴らしい
    農業の薀蓄をからめて話をすすめる部分は
    やや苦しいとこも感じるけれども
    コメディとの絡み合わせを思えば感心
    前2作からなんで急にここまで上達したのかと驚きだが
    作家の作品というのはそういうものなのか

  •  こういう作風は、合う時と合わない時があるんだなぁと。既刊は余り気にならなかったんだけど、本巻はどうにも…。何が違うのか判らないんだけどなぁ。
     ラストの継の兄弟対決はなかなか良かったんだけど…。

  • のうりん3巻目。
    ベッキーがいいキャラしているけど、教育委員会も扱いに困りそうだな。

  • のうりん。

  • 20140706

  • このシリーズは、人によっては生理的に表現が嫌いな人がいるかもしれない…ただ、読んでいけばいくほど農業の大切さがよくわかってくる。
    知っているようで知らない野菜や肉、穀物の生産過程や販売。これに青春する学生の話が交わっていくも、内容はわかりやすく読んでいて新鮮だ。

  • アニメにはない話もあり、楽しく読めた。
    元ネタが判らないパロディもあるがおもしろかった。
    今後の展開が楽しみだ。

  • 購入して読み。
    アニメ化が決まったそうで、楽しみ。
    林檎ちゃんはゆかりんか。うん、ぴったり。宇宙一かわいいよ!

    ・F1は確かに効率はいいだろう。だが、雑種強勢による効果は一代限りで、次の世代からは発現しない。むしろ形が崩れたクズばかりになってしまう。だから農家は種苗会社から毎年タネを買わなければならない。しかもF1は慣行栽培を前提に作られているから、化学肥料と農薬が必須だ。……そうやっていつのまにか農家は、大企業が提示する農業モデルを実行するだけの、奴隷のような存在に変わってしまったのだ(p247)

    ・六次産業っていうのは、農業の一次産業、それと流通や販売の三次産業の全てを足し合わせた概念なんだ(p258)

    継とお父さんの対立を通して、農業ってなんだろう?農業が大切にしなければならないものってなんだろう?味?安全安心?価格?環境?とかいろいろ考える巻だった。

    あとベッキーの暴走がすごい巻だった。

  •  具体的には指摘が難しいのだけど、先の巻と比べると今ひとつ笑えなかった。これはどうしたものだろう。
     いくつか元ネタがわからないパロネタもあったし、そのへんで置いてけぼりになってしまったのかもしれない。
     あと、さすがに林檎のSネタや牛の下りなんかは引いてしまったのもあるかな。やりすぎである。

     とはいえ、次の巻への引きはなかなかだし、次を楽しみにしたい。


    ※追記
     翌日になってもやもやが解消されたので記しておく。
     この作品はあくまで農業をテーマにとる、農業高校を舞台にした物語である。であれば、守るべきラインがあるはずだ。
     良い教師であったはずのベッキーの家庭科はそのラインを越えてしまっているし、幼稚園児の実習についても同様である。
     これでは作中でどれだけ農業が語られたとしても、私は「でも、あんな風にふざけてるんだよね」と彼らの授業・実習そのものを軽視してしまう。少なくともその恐れがある。
     際どいところに入るからバッターも空振りをするのだ。外れてしまえばそれは単なるボールに過ぎない。ギャグもそうしたものであろう。

     もう一つ加えると、1、2巻はプロローグで提示されたものを消化して物語を終わりへと導いている。
     だから、2巻の引きからすれば、あまりにお父さんの出番が遅すぎるのだ。構成上、最後に取って付けた感は否めない。
     せめて留学の話が冒頭に出ていれば、また印象は違ったのだろうが……。こうした構成面でも気にかかったのである。

全34件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

白鳥士郎(しらとりしろう)
GA文庫より『らじかるエレメンツ』でデビュー。
代表作として『りゅうおうのおしごと!』『のうりん』シリーズ(GA文庫)など

「2022年 『りゅうおうのおしごと!16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白鳥士郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×