乗り遅れるな! ソーシャルおじさん増殖中! (ソフトバンク新書)
- ソフトバンククリエイティブ (2012年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797371666
作品紹介・あらすじ
ソーシャルネットワーク!?名前はよく聞くけれど、使ったことはない。難しそう…。
そんな中高年が多い中、このメディアを自らの仕事やプライベートに活かして活躍中のおじさんたちがいる。
その名も“ソーシャルおじさんズ”。
普通のおじさんだった彼らが、いかにしてソーシャルおじさんとなり、どのように成功をつかんでいったのか。この疑問に実体験で答える、情熱と創意工夫の物語。
感想・レビュー・書評
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エビカツ読書会主催者のお一人・高木さんからいただいた一冊。とても読みやすく、おじさん間近の身としても、親近感を持って読めました。その内容は「7人のソーシャルおじさんの成功物語」、なんて言うと大仰ですが、自然体で決して飾らない、身近な「おじさんたち」の等身大の言葉が綴られています。
「ソーシャルメディアを使うときに心掛けているのは”素の自分を出す”こと」
おじさんたちが扱っているソーシャルメディア(SNS)は「facebook」「Twitter」「Linkedin」「Google+」「blog」「微博」「メルマガ」等々と非常に多岐にわたりますが、共通しているのは「とりあえずやってみよう」との進取性と、おじさんならではの経験に裏打ちされた「丁寧なコミュニケーション」の積み重ね。
「ひとつの質問に誠意をもって丁寧に答え続けるうちに、確実な信頼が積み重なっていった」
この辺り、1号・徳本さんの「居酒屋でのコミュニケーション(ノミュニケーション)」のようなものとの例えが、言い得て妙と感じました。その「世代間のノミュニケーション」は、最近ではすっかり下火なんて話も聞きますが、形態が変化しているだけで「世代を超えたコミュニケーション」の必要性は変わっておらず、むしろ、昨今での若者世代の社会に対する不安の高まりようもあって、社会で数十年の経験を持つ「おじさん」の叡智が、よりいっそうに求められているのではないか、とも感じます。
「徳本氏の人生経験やノウハウが若者たちには価値のある情報だと分かった」
そんなおじさんの叡智を「ギブ」するツールの一つとしてSNSを位置づけているのが、とてもわかりやすく。一昔前であればそれこそ「居酒屋」でよく見かけた風景なのではないかと、、異なっているとすれば、人と人とのつながりが醸成されていく速度感や距離感、知り合う範囲の差、でしょうか。
「リアルで会うことと、ウェブ上での付き合いを両立させることが、
新しい世代の人間関係となると気づいた」
また、徳本さんの仰っている「ギブ&ギブ」との精神は、日本人が苦手と言われている奉仕活動(ボランティア)の新しい形の一つではないかとも思います。ただ、SNS上だけでその関係を終わらせてしまうのは、あまりにもったいない。あくまでもSNSはリアルでのつながり、「絆」を補完していくための手段であって、ネットとリアルを融合させてこそ、その醍醐味を実感できるのだと思います。
「共感した相手とは仕事がしやすい」
SNSあくまで自分のメディアであって、マネタイズとの直結はあまり意識されていない、そんな「素の自分」の想いがあるからこそ、共感も生まれやすく、結果として「仕事」になっても上手く回っていくのではないでしょうか。
後輩というには年が離れていて、自分の子供たちよりはちょっと年上だけど、そんな息子・娘たちに近い世代に、「教えたがり」のおじさんであれば、これほどに「楽しくなるツール」もないのかな、なんて。
「ソーシャルとマスの良いところを見つけ、情報の正確さを即断できるようになった」
そうそう、SNSに時間を割くようになって、読書量が相対的に減っているとのお話ですが、読書に「情報収集」としての機能を求めていたのであれば、むしろ良い傾向なのかとも思います。「情報資源」の機能は何も「書籍」だけに求められるコトではありませんから、「情報リテラシー」としてみると真っ当な方向性だと、思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016年43冊目
ソーシャルネットワークを活用し、ビジネスで成功につなげたおじさん達のストーリー
本書では7人のおじさんの事例を紹介。
SNSは若者たちのものではない。
おじさん達もSNSを活用することで、今自分がいるところからより広い世界へ移動することができることを教えてくれる一冊。
自分のSNSの活用はまだまだだなぁと、気付かせてくれました。 -
大崎Lib
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ソーシャルおじさんという名前で活動してるグループの人たちについて記述した一冊。
文字通り、ソーシャルメディアを使いこなして起業その他に成功してる人たちの話なので、非常に参考になった。 -
数年前は「ソーシャルメディアとは」的な本が主流だったが、もうこういう様々な事例の本が出ているのをみると、時代って本当に早いと思う。ソーシャルメディアの力を知りつつも、それをいかしきれていない自分。結局、ソーシャルメディアは道具にすぎず、それをどうパーソナルブランディングに繋げるかは自分次第なのだ。もう一度、ソーシャルメディアとの関わり方をちゃんと考える必要がある。
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ソーシャルメディアは使わなきゃ覚えないんだけど、オジサンは中々使えないんだよねぇ…。プライドを捨てて、どこまで過去のシガラミから逃れられるか。
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中高年とソーシャルメディアの組み合わせはどうなのか?ソーシャルおじさんたちの話が楽しく展開された一冊。実に、1人1人のおじさんが変わっていく姿が素敵過ぎます。私も、いつかは仲間入りできるようになりたいです。
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条件は、ソーシャルメディアに精通、人付き合いにオープン、人の役立つことが大好きなこと。
「普通のおじさんたち」というのは、タイトルに偽りあり、だと思う。それに乗り遅れるなって言われても、敷居高すぎ。 -
ソーシャルおじさんになろう、とか、成功しよう、とか、思わなくていいと思います。まずは、思いきって、使ってみることだと思います。ソーシャルメディアを。
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タイトルに惹かれて買ってみたけど全然面白くなかった。
ありきたりのことしか書いてないし、文章構成もわかりにくい。反面教師として本棚にしまいます。