ゲームメカニクス (ゲームデベロッパー)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797371727

作品紹介・あらすじ

いかにメカニクスをデザインし、テストし、そしてチューニングするか。時代に左右されない、根源的なゲームデザインの原則と実践を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。
    途中まで読んだ。

    本書の書名は正しくは「マキネーションツールによるゲームメカニクスの分解」とでもしたほうが適切かと思われる。
    ゲームメカニクスの解説は有名どころのゲームを引き合いに出して例として取り上げられるものの、所々に点在しているのみであり、どのゲームのどの部分が面白くて、それがどのように成り立っているかの解説に終始するものではなく、そうしたメカニクスがマキネーションツールにおいてどのように表現されるか、に重点が置かれておりその上で面白いゲームとは何か、が語られることが多い。

    マキネーションツールとは、ゲームメカニクスの一部分をダイアグラムで象徴的に表現する手法であり、静的なメカニクスから動的なメカニクスまでかなり柔軟に表現できる。
    本書の前半部分はそのマキネーションツールの解説に終始し、後半部分においてもマキネーションツールでの表現を前提にして解説される。マキネーションツールの習得が前提とされるため、本書を読んでいるとプログラミングの解説書のそれに近い感覚を覚える。

    すでにゲーム開発の経験がある場合はかなり多くの示唆を得られると思うが、面白いゲームとは何か、どういう仕組みで動いているか、なぜ面白いのかを文章だけで正面から論じるだけではないので、そうしたものに触れたい場合はこの本では少し遠回りになるかもしれない。
    また、この本を読むと、ゲームの面白さを論じる場合、マキネーションツールなどを利用しないと単純に文章だけではその理屈を論じるのが難しいものであることを悟らされる。

  • どのようにリソースが発生し、移動するかを図によって表した。ゲームを構成する要因を分解、追究した上で、面白くするための仕組みを考えていく。事例では、いくつかのボードゲームや、ビデオゲームが紹介される。ツールを使ったことで、どんなゲームも一定の仕組み(メカニクス)が存在し、プレイヤーの行動、心理を制御するようになっていることがわかるようになるのがよくわかる。

  • マキネーションというゲーム(経済)モデルを作成するためのツールの説明書です。かなりしっかりしたツールなので、覚えるのに実際に何度も使う必要があると感じた。ツール自体はwebから無料で使えるので色々いじってみたい。何にせよゲーム大国日本からこういう研究が発信されないのにちょっと残念。

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