神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2012年11月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797371901
作品紹介・あらすじ
「フォロン!しっかりしろ-フォロン!」瀕死の重傷を負ってしまったフォロンを見て、激しく悔いるコーティカルテ。そんな彼女と、そして同じように襲撃されたユフィンリーたちを見たリコリスは、敵-"エンプティ・セット"の目的と、自身に隠された秘密を語り始めた…。彼女の語る内容を肯定するかのように、各地で"奏始曲"を使った同時多発テロが発生、その対応に追われるコーティカルテたち。ところがその間隙を突くように、死神の姿をした精霊・ディエスに、病院のフォロンが掠われてしまい!?クリムゾンシリーズ第11弾。
感想・レビュー・書評
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やっと終わるねんな。
意外と、白が絡んできてるし。読んどいた方がよかったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第11弾。
自身の才能に絶望していた神曲楽士カムイラ・オーソンのうちに発現することになった「エンプティ・セット」は、精霊たちを恒久的に操ることのできる「精霊文字」を完成させるため、精霊文字を受け継ぐ「ナノポニート」の一体であるリコリスを確保しようとします。
そして、瀕死の重傷を負って入院していたフォロンのもとにディエスが現われ、彼の身柄をさらっていきます。やがてディエスからコーティのもとへ、フォロンとリコリスの身柄を取引しようという内容の手紙が送られてきます。
しかし、取引場所に現われたのは、フォロンと融合し彼の姿となったディエスでした。リコリスの身柄を奪われてしまい、しかも、フォロンとディエスを分離する方法はないという、絶望的な事実がコーティに知らされます。
残すところあと1巻で、いよいよストーリーも佳境に差しかかってきました。物語のテンポもよく、さくさく読めたのが好印象です。 -
クリムゾンシリーズも終盤に差しかかってきてる感じ。
ストーリー的にはそんなに進んだようには感じないけど、大きな展開が一つ。
どっかの別のラノベを思い出させるような流れ。まあ、次に期待。 -
クライマックス直前というところか。
ある意味超王道なんだが、どう決着をつけるかなー。
レーベルとか対象読者考えると大団円と思えるんだが、
解決策が思い浮かばなくて。
ここまでずいぶんと長かったが最後を締めてくれれば。
とはいえ、他の短編とか過去話とかが入り組んでるので時系列が自分の中で整理できていないのもある。
特に過去話の結末がうっすらと見えてしまうのはどうかと。
ま、何はともあれ、あと少し。