出口 汪の「すごい! 」記憶術 (SB文庫)

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797372908

作品紹介・あらすじ

大人気となった『出口汪の論理シリーズ』(ソフトバンククリエイティブ刊)のヒロインゆいの妹、あいが登場。シューカツ(就職活動)奮闘中のあいの悩みは、もの覚えが悪く、筆記試験が苦手なことだった。そんな彼女は、姉ゆいのアドバイスに従い、カリスマ講師・出口先生の元を訪ねる。そこで彼女が受けたレクチャーとは、脳科学に裏打ちされた、"一生忘れない記憶のつくり方"だった。果たして、彼女は無事筆記試験を通過して、内定を獲得できるのか?読後、あなたは試験や仕事に役立ち、一生使える二つの武器「論理力」&「記憶力」を手に入れていることでしょう。イラストにお馴染みのソウ氏を起用。

感想・レビュー・書評

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  • 理解して自分の考えがもてるところまで到達する=覚える。
    理解と記憶は表裏一体。

    反復記憶=エビングハウスの忘却曲線。4~5回は反復学習。

    二度目の学習はなるべく早く=1時間以内に。
    一度目で理解、二度目で整理、三度目で覚え直す。

    理解したことを使う=人に教える=自分に教える

    集中学習より分散学習。
    いい眠りが記憶を定着させる=翌朝、睡眠を挟んで復習。
    スケジュールを作って効率的に復習する。

    翌日、三度目。その後一週間以内に4度目=週に2日程度、まとめて。

    雪だるま式学習法=核となる知識につなげて覚える。

    一冊の参考書を4~5回読む。
    複合的に使う=理解、記憶、実践=テキスト、ノート、問題集。

    単語帳は半分以上知らないものが載っているものは使えない。

    ノートを作る。自分の手で。記憶の整理、体系化、血肉化。
    右ページには何も書かない=雪だるま式の知識を書く。
    試験はパソコンではできないから、紙に書く練習になる。

  • 予備校の現代文、出口先生が伝える記憶術。本編にも書いてある通り、ただ記憶するだけではなく、理解し、反復することの大切さを訴えている。これからの勉強に活かそうと思った。本書の構成として、大学三年生のアイちゃんと先生の対話形式で進んでいくのだが、それがいい感じにウザったらしい(笑)そもそも、就職活動に勉強は必要ない気がするし、出口先生のアイちゃんをバカにした様な態度がいらない。内容が薄いため、この様な形式にし、文章をカサ増しした様に思える。この本にも書かれているが、理論立ててあるコラム、社説、新書を読むことで文章に強くなるとあるが、この本はそのテキストにはならないであろう。うーん、微妙。

  • 著者の過去作「論理的に考える技術」と基本的には同じ内容と構成をなぞっており、後半部分が記憶術にフォーカスしたものになっている。記憶術がより具体的に書かれている点では有用と思うが、どちらか片方読めば十分にも思える。「記憶は理解と反復で定着させる」の一言にまとめられる。

  • ≪目次≫
    はじめに
    第1章  これまでの記憶術は間違いだらけ!?
    第2章  あなたはなぜ忘れてしまうのか?
    第3章  論理を使えば記憶力はグンと高まる
    第4章  頭が良くなる「出口式」記憶術
    第5章  資格試験・受験に強くなる記憶術
    おわりに

    ≪内容≫
    代ゼミなどで現代文・小論文講師として活躍してきた出口汪の記憶術の本、というより覚え方の本。決して〝術"ではない。
    内容は分かりやすくコンパクト(やり方が簡単)。ただ、コツコツやる必要がある。
    他の記憶術の本と違うところは、「論理力」。理解(論理)⇒記憶⇒思考(論理)⇒記憶の血肉化(定着)⇒表現(論理)⇒記憶の強化 と言っている。
    力任せに憶えるのではなく、理解し、覚え、繰り返しながら定着させよう。覚えたら使え!ということ。

  • まず大前提として、人は忘れる生き物であり、忘れるからこそ、これまで生きて来れたと言うことを理解します。
    その上で記憶を定着させる法則として、反復は必要不可欠です。よく勘違いされやすいのが反復を繰り返すことで、労力や時間が2倍3倍になるのではないかと心配する人が多いですが、まったくの逆で、繰り返すことで、労力が徐々に減っていくのです。

  • 同じ著者の他のシリーズと比較して、新鮮な情報が少な過ぎる。同じような内容で何冊も出していると感じてしまう。

    記憶力を高めるためには、内容を理解した後で覚えるようにする。また、その覚えた知識を使って考えることで、記憶を定着させる。
    理解するとは、論理を使って整理すること。
    理解しているかどうか確認する方法は、新しい知識を得たときにそれを自分の言葉で書き直してみる。

  • -108

  • エビングハウスの忘却曲線
    1日後には74%、1ヶ月後には79%を忘れる
    反復練習
    論理力で記憶が定着
    核の部分から、周辺の事柄を雪だるま式に

  • 論理的に考えられることが、記憶につながる。たしかにそのとおり。だから最近は根本の部分を確認して考えることにしている。

  • 大崎Lib

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著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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