西洋医がすすめる、カラダが瞬時によみがえるサイエンス漢方 (SB新書)
- SBクリエイティブ (2014年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797381146
作品紹介・あらすじ
漢方の速効性を説いた好評前著の第二弾! 「生きる力を引き上げる」「疲れを速効でとる」など漢方にしかできない、漢方の得意分野を存分に紹介。西洋薬で治らなかったり、治りが悪かった経験をもつ人、漢方薬の効果について疑念を抱いていた人、必読!
感想・レビュー・書評
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西洋医の先生が科学的に漢方を進めているという形式の本ですね。
西洋薬は症状をピンポイントで治すが、漢方薬は身体のシステムの変調を元に戻すために使う薬との事で、確かにそういう意味合いは強いと感じました。
また、漢方薬の中にも即効性が高い薬もたくさんあり、それらも紹介されているのでとても良い本だと感じました。
個人的には最近、健康維持の為に愛用している「八味地黄丸」は老化防止のために常用しても良いと書いてあり、安心した次第。
なお、日本で認可されている漢方薬は148種類もあるので、全てが有効活用できれば、日本人のQOLはかなり上がるのでは、とそんなことを感じたりしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)=全身の疲労困憊
葛根湯=頓服で=忙しい時の疲れ=頭が冴える。
八味地黄丸(はちみじおうがん)=足腰の弱り。スローエイジング。視力の衰え。
腰痛に午車腎気丸(ごしゃじんきがん)=2週間位。
精神面、性欲に桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)=2週間位。
五苓散(ごれいさん)=めまい、2包飲む。
咳=麦門冬湯(ばくもんどうとう)滋陰降火湯(じいんこうかとう)、どちらも最初は2時間起きに。
眠りが足りない=酸棗仁湯(さんそうにんとう)=眠りが足りない。
冷えに当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
小柴胡湯(しょうさいことう)=消炎症作用
葛根湯=乳腺から上で喉以外。
アレルギー性鼻炎=小青竜湯(しょうせいりゅうとう)最初は2時間おきに頓服で。
芍薬甘草湯=こむら返り、ぎっくり腰は頓服で。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)=胃腸が弱ったとき。 -
この本は実用的。欲しい。手元におきたい。
おなじみの葛根湯というのは、風邪薬と思われがちだけど、実は乳頭から上の部分を治すものらしい。
だから目の充血とか、乳が出ないとか、思わぬものに効くんだって。
あと大抵の漢方薬って、一日3包ってあるけど、風邪をひいたら、3包どころじゃなく、一気に飲まないと治らないものもあるから、倍以上飲んでいいのもあるらしい。
そもそも日本の薬事法では、中国の1/3しか飲んでないらしいから。
どうりで、効きがゆるやかだよね。
他にも薬局に行って自分でも選べるように、有名な漢方についての説明もあるので、便利。