マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか トップコンサルタントの考える技術・書く技術

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797382013

作品紹介・あらすじ

ノートは他人の話を書き留めるためのものではない。問題解決ツールなのだ。書きながら考え、考えながら書け!──世界最強のコンサルティング・ファーム、マッキンゼー&カンパニーの社員が叩き込まれる「問題解決のためのノート術」をわかりやすく紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • マッキンゼーのノートの目的は自分の思考を整理するためのもの
    けっして、他人の話を書きとめるためのものではない
    本書は、情報収集から、解決策の提案までを、ノートという軸で整理していく過程を説明しています。

    ■ノートとは
     ・思考のツール、問題解決のツールである
     ・マッキンゼーのやり方、そのためのノートの取り方、ノートの使い方がある
     ・余白をのこしておくこと、ぎっしり書かないこと
     ・やりたいこと(探究ノード、五感が喜ぶノート、心を整えるノート、振り返るコート)

    ■問題解決のアプローチ
     ・情報収集
     ・インタビュー
     ・現場リサーチ
     ・イシューを考える
     ・仮説を立てる   これらを問題解決のために行う
     ・マッキンノート
     ・方眼ノート
     ・ケンブリッチノート 3種類のノートにかく
     ・記憶には2種類ある
      ①陳述的記憶 ⇒頭で覚える
      ②手続的記憶 ⇒身体で覚える ペンをつかって、身体で覚えさせる
     ・ノートを使って思考を深めて整理をする
     ・キレイでなくてもいい
     ・問題解決につながらなければ意味がない
     ・何かをアプトプット(成果物)につなげるように各
     ・大事なこと
      ①仮説を立てながらノートを取る
      ②アウトプット重視
      ③ストーリーラインを考える

    ■問題解決の4つのステップ
    ①情報収集 蒐集したデータから真の問題(=イシュー)を見極める
      問題には、みかけの問題と真の問題があり Where why how を使って整理  ケンブリッジノート、方眼ノートを使う
    ②仮説の立案 真の問題に対して、仮説を立てる 仮説(見出し)、事実、解釈、解決策 ストーリーライン(設計図を用意する) 方眼ノートを使う
    ③仮説の検証 where why how を使う ケンブリッチノートを使う
    ④解決案を実行する提案にまとめる サマリーを意識してノートを作成、ブレート形式、ピラミッドストラクチャ形式にまとめる マッキンノート、方眼ノートを使う

    ■問題解決の本質
    ・3つが基本
    ・ワンチャート、ワンメッセージにまとめること
    ・アリストテレスの勘所 ①ロゴス 論理 ②パトス 感情 ③エトス 人柄
    ・ノートに書き出すメリット
     ①考え方をインデクス化できる
     ②情報や考え方を他者と共有できる
     ③アウトプットをつくるベースに使える
    ・具体的に見えていないものは、改善することがむずかしい
    ・3つの図解をつかう 
     ①グルーピング 事実⇒解釈⇒行動 3Cなどのフレームワークを使うとよい
     ②マトリクス 重要度と、緊急度のマトリクスなど
     ③ビジネスシステム 顧客訪問⇒課題解決⇒提案⇒受注⇒フォロー

    ■結論
    ノートを人生をよくするツールとして役にたててほしい

    目次

    はじめに マッキンゼーのノート術はいったい何が違うのか
    CHAPTER1 プロフェッショナル・ノートの流儀
    CHAPTER2 問題解決ノートの使い方
    CHAPTER3 ノートで結果を出す
    CHAPTER4 ノートで自分を磨く
    おわりに
    巻末付録 思考整理に役立つノート一覧

    ISBN:9784797382013
    出版社:SBクリエイティブ
    判型:4-6
    ページ数:224ページ
    定価:1300円(本体)
    発行年月日:2015年02月
    発売日:2015年02月28日

  • ■どんな本?
    ノート術かと思いきや、本質は思考術
    最終的な成果物を意識しながら、ノートを使ってインプットとアウトプットを行う
    問題解決のSTEP毎のノートを使っての思考整理がとても役立つ

    ■どんな人におすすめ?
    問題解決に取り組む人
    ノートに書いて、問題を整理したい人
    コンサルタントの問題解決フローを知り、自分で活用したい人

    https://self-methods.com/rn-mckinsey-notes/

  • 問題解決のためにノートを使うべし。という主張だが、内容としてはノートの使い方というよりは、問題解決の思考法をどうやってノートに落とし込むかという観点だった。
    主張についてはアグリーだったが、アグリーすぎて発見はあまりなかった。
    個人的に心に残ったのは、
    ・個人の発言録段階ではかなり細かくひたすら書き残すこと
    くらいかな。

  • 飛ばして読んでしまった。思考の整理にノートを使う。

  • 書くことの大事さは感じているが、それをどう有効なものにできるだろうという課題意識から読書。
    クリティカルシンキング、まさに問題解決を実践するためのノート活用の本。

    メモ
    ・問題解決を行うための思考ツール、問題解決ツールとして使うとのこと 
    ・当該ノート術を身に付けることで得うるメリット
     自分の思考がクリアに
     遠回りや無駄な作業をなくせる
     グッとくるアイデアが出せる
     あたりを早く着けられるように
     本当に効果のある解決策を見つけられる
    ・はじめにアウトプットとストーリーラインをつくる。全体像をつくり共有する。
    ・大事な心構え3つ 
     仮説を考えながらノートを取る 仮説は問題のあり方にあたりをつけることが重要(where)
     アウトプット志向
     ストーリーラインで考える
    ・問題解決の4ステップ
     1本質的な問題は何か?何が真の問題なのかを定義する
     2仮説は何か?問題に対する仮の解決策を立てる
     3仮説を検証する
     4アウトプットにまとめる。プレゼン報告資料にする
    ・真の問題を見つけ出すノート
      WHERE・WHY・HOWを考える
       まずWHEREを考える。
       WHEREを抜き出し、関連性がありそうな情報同士を分析してみる
      
    ・仮説を立てるためのノート
      グルーピングをする
       良いラベルになるか質問形式で仮説を表現してみる
      ストーリーラインを考える
       設計図としてゴールイメージもつくっておく

    ・仮説検証するためのノート
      事前に質問リストノートをつくっておく
       仮説をもって現場でヒアリング
      フォロー質問をして質問を進化させる
       仮説質問時にいい質問を重ねていく
     
    ・アウトプットをつくるためのノート
      サマリーノートを常につくる
       アウトプットイメージから逆算してノートで問題解決の設計を行う
       サマリーを常に意識してノートを作る
       サマリーとは相手と共有したいことをどれだけ的確かつ力強く
       つたえることができるかという力のこと
       結論・事実根拠・解釈意味合いでレイアウトなど

    ・ノートをとる三つの目的
      1思考をインデックス化する 
      2情報や考え方を誰かと共有する
      3アウトプットをつくるベースにする

    ・具体的に見えていないものは改善することが難しい

    ・思考を明確にするのに役立つ図解
      1グルーピング グループ分けして整理・関係性も
      2マトリクス  軸・切り口で整理すること
      3ビジネスシステム 機能別にわけ連続した流れにまとめたもの
                フロー図 流れで真因特定にも活用。

    ・余白をつくること。

    ・心を整えるノート。もやもやを問いにして仮説でセルフアドバイスを

  • ざっと読みです。
    書き方やまとめ方は参考になりました。
    まず大枠→細部という流れや、仮説を立てる→検証の流れは、コンサル出身の方が書いた書籍には必ず出てきます。
    基本ができるよう体に染み込ませます。

  • ノートの取り方について、大変勉強になった。
    一次情報をひたすらメモして、その後は様々な切り口で情報を整理する、という内容

    ただ、一般的な問題解決のプロセスの量も多かったため、”ノート”についてのページ数は本の厚み程の量はなかった

  • グロービスのクリティカルシンキングの内容と同じように、論理的思考パターンを整理する為のノートの取り方を示している。
    新卒とかには分かりやすくてよいかと。

  • 普段からノートはよく使う方であるので、一度このようなノート術といった本を読んでみたく手に取ってみた。普段何気なく無意識にやっていたこともあったが、改めて本を読むことでなぜノートを取るのかという目的を明確に持つことができそうである。この本にはシンプルに具体的な方法論に加えて、考え方も書かれている。さらに、実際に思考の整理方法がこの本の構成にも活かされているので面白い。この本を読んだからには実践が大事であるので、今日からやってみる。

  • この手の本は初めてだったが、非常に役にたてた1冊でした。恥ずかしながら、今までメモる事をせず、要点のみ記憶して実行していました。しかし、今までの行動、思考によって行ってきた事を反省し、実行あるのみと。どんな会社だか知らないけれど、他の会社でやっている事を教えてくれるなんて~最高だ。感謝しかない。始めはやって見ようと思え、段々とワクワクしながら、即やると思えた最高の1冊でした。

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著者プロフィール

エグゼクティブコーチ/作家/TM瞑想教師、センジュヒューマンデザインワークス代表取締役
米国デューク大学MBA取得。シカゴ大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立。現在、経営者やビジネスリーダーを対象にエグゼクティブコーチング、ビジネススキル研修のほか、人材開発コンサルティングを行う。また、TM瞑想や生産性を上げる効果的な休息法なども指導。
著書に『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』(三笠書房)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。自分らしい働き方を探究するオンラインコミュニティ『ギフト』主催。

「2023年 『マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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