暗号技術入門 第3版

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797382228

作品紹介・あらすじ

2008年の刊行以来、セキュリティ関連部門で長期間トップをキープしている『新版暗号技術入門』の改訂版です。

「対称暗号」「公開鍵暗号」「デジタル署名」「PKI」「PGP」「SSL/TLS」など、暗号技術の基礎を、たくさんの図とやさしい文章で解説しています。

今回の《第3版》では、 これまでの基本的な暗号技術の解説に加えて、 大幅な加筆修正を行っています。

・現代の暗号技術に関するアップデート
・SHA-3のコンペティションとSHA-3(Keccak)の構造
・POODLEなどのSSL/TLSへの攻撃
・認証付き暗号の紹介
・ビットコインと暗号技術の関係
・楕円曲線暗号の紹介

セキュリティ関連技術者はもちろん、現代を生きるすべての人にとって必読の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 暗号入門書に出てくる公開鍵や署名、認証などの話題はもちろん、ブロック暗号のモードや乱数発生器などについてもそれぞれ一章がさかれている。
    数学は最低限に留めて平易に書かれており、教科書などとして広く読まれているのも分かるような気がする。

  • 難しくて完全に理解が追いつかなかったが、公開鍵暗号方式の設定と解読の方法は何となくわかった

  • セキュリティに関連する基本的な技術を大変分かりやすく説明してくれています。
    この著者の本はすべて分かりやすいです。紙の本を買っていたましたが、kindleでも買いました。手元に置いておきたい本です。

  • 業務上必要な知識だったので人から借りて読んだ。
    勉強以前に読み物として面白く、技術書でこれほど読み易いものは初めてだった。アルゴリズムを実装してみたい、もっと詳細に知りたい、という場合は他の図書と合わせて読むことが必要だが、導入編としてはとてもお勧め。

    ひと通り読んだ後も教科書として手元に置いておきたいと思い、自身でも購入した。

  • SSL/TLSの専門書を読み始めたのですが、そもそも暗号技術の基礎が弱いと感じ、急がば回れで読み始めました。
    結果、色んな技術の関連が俯瞰でき、すごい良書でした。
    入門書ですが、一般のエンジニアにとってはこれだけ分かってれば充分仕事できる内容だと思います。
    学んでいて疑問に感じるところがクイズ形式になっているのも良かったです。

  • #図書館員の推し事(おしごと)企画/「ゆるコンピュータ科学ラジオ」を推す!

    金沢大学附属図書館所在情報
    ▼▼▼▼▼
    https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB19347547?caller=xc-search

  • エニグマの仕組みが分かって面白かった。映画「イミテーション・ゲーム」を思い出してちょっとテンション上がった。KECCAKのスポンジ構造とディプレックス構造、面白い&興味深い。ソフトウェアでは疑似乱数列しか作れないが、量子技術を使って真性乱数を作れるという話をどこかで聞いたのを思い出した(本には書かれていなかったが)。付録の楕円曲線暗号はワードとしてよく見聞きするが、初めて簡単な概念を知れて面白かった。

  • 安全確保支援士の知識の基礎固めとしておすすめされていることが多いので読みました。数学ガールで有名な結城先生の本です。とてもわかりやすい文体で図も多めで解説されているのですんなり理解できました!
    本全体を通して伝えたいメッセージもはっきりしており、うまくまとまっている本です。
    おすすめです✨

  • 暗号学者の道具箱と筆者が呼ぶ6つの技術、対称暗号、公開鍵暗号、一方向ハッシュ、メッセージ認証コード、デジタル署名、擬似乱数生成機について、簡単な仕組みの解説を含めて説いた本。
    現在の暗号技術の仕組みが短切に網羅されており、わかりやすい。セキュマネの副読本として読んだが効果的だった。
    また、最も大きな脆弱性は人間であるという点もセキュリティマネジメントシステムの重要性の再認識になり有用。
    ただし、ここの計算はともかく、全体の数学的な仕組みや離散対数、楕円曲線等の理解にはより根本的な数学の理解が必要そう。

  • 暗号について改めて学び直したい中級者にも刺さる。各暗号の利用用途や想定攻撃、鍵やアルゴなどの構成要素に加えて乱数生成機などのコアな部品にも着目してある。いまの技術を頭で整理するときに読み直したい。

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著者プロフィール



「2023年 『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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