のうりん 10 (GA文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797382921

作品紹介・あらすじ

今日はみなさんに、とっっっても残念なご報告があります。
わたし、戸次菜摘は――

結婚 します!!

男子生徒のみんな~! 先生が人妻になっちゃって落ち込むのは仕方
ないけど、元気出さなきゃダメだゾ!
だってだってぇ、これから始まる『インターンシップ』で、いろぉ~んな
仕事を体験しなきゃならないんだからね☆
男の魅力は出世と収入! いい就職先を見つけて、みんなも先生みた
いな若くてピッチピチな奥さんをもらっちゃお~♪

聖夜に起きた奇跡と農業の物語、将来(みらい)へと繋がる第10巻!

感想・レビュー・書評

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  • 10巻だからこれくらいでも読者は付いてきてくれるはず
    という冒険ぶり
    他はいつも通り
    9か月で10冊だからあと3冊くらいか

  • のうりん10巻目。
    クリスマス回である。

  • 夫が購入したのを読み。

    ・「いっぱいごっくん吉田松陰」(安政の大獄)(p17)が頭から離れん。どうしてくれる。

    ・良田さんちの乳牛。スマホが乳牛と連動して、牛が搾ってほしくなるとスマホに着信。『着信 乳牛』
    ・良田さんちのET技術。embryo transfer ホルスのメスの子宮に黒毛和牛の受精卵を移植する。そうしたらホルスが黒毛和牛を生むし、乳も出ると(p93)

    ・カントリーエレベーター、ググって解決。あれのことかあ。

    ・p123 声優ネタ(おにくだいすき! ゼウシくん)。

    ・市役所久保田さんがかっこよすぎる。p149のひとこと「個人の好意や理想に寄りかかった制度は必ず破綻します。制度というものは人間の理性に訴えるのではなく、感情や欲望を上手に誘導するように設計する必要があるのです。そうでなければ機能しないからです」
    ・「『やれる』とか『やれない』とかそういう問題ではありません」「やるんです」(p161)

    ・大学、農業大学校、酪農、農協、それぞれの場所で切迫した問題があるんだな。農業高校の進路の厳しさというのが想像以上で驚きだった

  • ベッキーの結婚ネタから始まる今回のお話。
    両親の権力により選抜された犠牲者とのお見合い、気合の入ったウエディングドレス姿で臨むベッキー。いつものごとくドン引きされ、かつ相手には恋人がいたので、あえなく破談に。。。
    一方、期末試験、インターンシップを経験し、農業の過酷な未来を考える耕作、もうすぐ2年生も終わり来年はいよいよ3年。
    燃え尽きた感があるベッキー、誕生日が12/24だがクリスマスに縁のない担任を祝ってあげようと耕作たちは企画するが、、、

  •  さすがにこれは星五つをつけざるを得ない。ベッキー、彼らはただ純粋なだけで悪意はどこにもないのですよ。
     それはさておき、今回はインターンシップと就活にまつわる話。
     様々な世界があるという入り口程度で、紹介されている様々な職種への踏み込みが浅いのは残念なところだが、これは致し方ないところもあるか。
     驚きを伴った内容は、おそらく取材をベースにしたものだろうから、なおさら驚きは大きい。日本というものは広いものだ。

     全体的にパロは抑え目で、これくらいがやはりちょうどいい。
     冒頭のベッキーの作文が、伏線としては回収されていないところが気にかかるが、良い巻だった。今回も楽しませていただいたよ。
     

  • インターンシップを使い耕作達が様々な職業を見ていくお話。
    農家だけでなくJA、公務員、農大、四年制大学などを見ていき様々な体験をしていく。終盤農業高校生が卒業して農業系の職につけるのはわずか3%であるという事実を知ることになり、今までの話にあったように一般家庭から農業を行うことの困難さと後継者を育てる基盤が無い現実が浮き彫りになった。
    クリスマスイベントも終わり次は生徒会長選挙編となるのかな。林檎関係の話もやるか。

  • ベッキー結婚は予想通り掴みネタとして(もうちょっと全編に渡ってやるかと思ってたけど)、良田姉がもうフロンタルすぎてなぁ(笑)やっぱりGA文庫のGはガ●ダムのGだよね。内容はいつも以上に農業の直面している問題を掘り下げる感じですが、今回はいつも以上に深く切り込んだ感じ。あらためて理想と現実のギャップは厳しいんですね。そんなシリアスなトピックでもネタ・ギャグを絡めて重くなり過ぎない感じは相変わらずの読みやすさでした。一部クリーチャー等を除けば十分農業を学び考えられる図書だと思います。

  • 10巻なのにそこまで大した話はなかったのが残念。
    良くも悪くも今までどおりの『のうりん』でした。

  • 農家を継ぐために脱サラした先輩の送別会の夜に読むんじゃなかった。。。

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著者プロフィール

白鳥士郎(しらとりしろう)
GA文庫より『らじかるエレメンツ』でデビュー。
代表作として『りゅうおうのおしごと!』『のうりん』シリーズ(GA文庫)など

「2022年 『りゅうおうのおしごと!16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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