ゲームシナリオのための戦闘・戦略事典 ファンタジーに使える兵科・作戦・お約束110 (NEXT CREATOR)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797383294

作品紹介・あらすじ

知略を駆使し戦況を優位に導く軍師、謀略の限りを尽くす策士、武芸に秀でた達人、一騎当千の凄腕の剣士。知将、猛将を描くために知っておきたい「戦いの知識」をまとめた一冊。ファンタジー世界において、1対1の個人戦から、多対多の会戦、国規模の戦いまで様々な規模の戦闘で、「強さ」を描くために大切なことがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 2022年12月29日読了。ゲームのネタになる、古今東西の「戦い」における役割・武装や戦術、兵法、陣形、著名な戦争の記録などを詳しく解説した本。ものすごく面白い。ゲームや映像作品では演出の限界か、「剣でただ殴ってHPを削っているだけ」みたいな戦闘が多いが、実際は刃物に触れて手や足を怪我するだけでその兵は士気が下がり弱体化・ひいてはその兵の位置から陣形が崩れることにもなるわけで、投石など「相手を悩ませる」攻撃も有効であったということがよくわかる。銃の発明や既存戦術を打ち破る戦術の発明など劇的なターニングポイントがあり、時代とともに戦争の姿は変化・進化してきたのだな、ということがわかる。ファンタジー世界といえど基本物理法則が現実世界で共通である以上、戦争の形も同じようになるはずで、ありえない描写はプレイヤーの意欲をそいでしまう。「総力での肉弾戦しか存在しない時代に転生したプレイヤーが現実知識を生かして軍を指揮する」というシナリオは確かに面白そう。

  • 網羅性高い。
    ランチェスター戦略もキッチリ抑えてるし、戦術展開の作品に触れる時に面白みが増しそう。

  • 借りたもの。
    主に近代直前までの「戦い」に関する事典。ゲームシナリオと銘打っているけれど、文章量が豊富で分かりやすい。
    戦いの何たるか(定義など)から書かれている点でも、
    小さいけれど、武器の動きも図版で解説している。作画参考にも…ならないか。小さすぎるから。
    ちょっとびっくりしたのは、フィクション…ファンタジー系の竜騎士や魔法を戦術として使うことまで紹介!!
    国別ではなく兵科別で分類し、歩兵から次第に重装化していく。
    軍事入門書にもなる内容なのだろうか?
    最後に戦略・政略について紹介。『孫子の兵法』『君主論』も……ウェゲティウス『軍事論』読んでないや……
    現代に関しては言及されていない…それは坂本雅之『シナリオのためのミリタリー事典』( https://booklog.jp/item/1/4797396784 )の方に任せるような感じ…でもあちらは現代戦争の戦略については言及されていないけれど……

  • 兵の種類、装備や戦い方や長所短所、戦陣の種類、さらにはファンタジーキャラ(魔法使い、フェアリー、ドラゴンなど)がいた場合はどうなるかなど、見ていて面白い。
    なにかに使える、かなぁ。。

  • 洋物の話が多く、自分が求めていた日本固有のものは割合としては少なかったですが、
    とても興味深い内容でした。
    歴史の勉強にもなると思います。

    中世の戦争は勝てば儲かったけれど、現代は火力が高すぎて損にしかならないので戦争を避けようとするというのが成る程、と思いました。

    日本で城塞都市が発達しなかったのは都市の略奪が少なかったからというのも面白かったです。

    その他、和弓だから馬に乗っていても使えるなど
    面白いと思うことが多く勉強になりました。

  • 魔法使いなどの、架空の兵科が載っているのが面白い。

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著者プロフィール

ソフトウェアエンジニアからゲームライターへ転じ、ゲーム作成に必要な様々な知識を元に、数多くの著作を持つ。主な著書に、『現代知識チートマニュアル』『ゲームシナリオのための戦闘・戦略事典』『図解 組織・結社』『魔導具事典』『幻想生物 西洋編』などがある。

「2019年 『シナリオのためのファンタジー事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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