10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797384017

感想・レビュー・書評

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  • これからの世の中どう変化していくのだろうか?どうやったら、生き残ることができるのだろうか?

    山口揚平氏による鋭い視点を学ぶことができます。

    20世紀と21世紀は大きな変化をしています。
    それでは、更に未来はどう変化するのでしょうか?

    未来は予測できるのか?
    できる部分はどこで、できない部分はどこなのか?
    その未来に向けて、いま行動すべきことは何なのか?考えることができます。

  • 面白かった。
    以下メモ

    異文化の中で柔軟性を身につける
    価値になるのは、知識ではなく本質を考えること
    優秀=能力×謙虚さ
    3C= curiosity, creativity, credibility
    唯一個人に求められるのは、環境を選択する勇気

  • ・ 成功する人はまずはじめたりしない。継続する仕組みを先に考えるんだ
    ・ 計画・実行・修正の回転を速く回す
    ・ 根源的欲求に結びつけて、やるべきことを言語化する(出世して認められたいからMBAの勉強をする、など)
    ・ お金は流し続けなさい。未来に向けて、価値を生み出すものに向けて、他人の幸福に向けて。そうすれば君は信用を作ることができる
    ・ 柔軟性とは自意識の解消度合い。そもそも仕事とは、他人や社会に貢献すること。自分でなく相手に合わせられるかどうかってことが必要だ。
    ・ いっしょにいてたのしいひと、気分のいい人になること
    ・ 悩みの解決はすべて主体的に行う。絶対に他人の正にしてはいけない。実際に問題とは、他人との摩擦が生み出した自分の心の中にある感情のこと
    ・ 21世紀の人権は社会から尊敬される権利、つまり承認欲求まで広がる
    ・ 人生は与えたものを受け取るようにできている
    ・ 資本主義社会は計量化される比較可能な単位を積み上げていく、ネットワーク社会はつながりと信頼をひたすら作り上げていく
    ・ 問題はそれが起きたのと同じレベルで解決することはない(アインシュタイン)
    ・ それぞれの人の心は、単純にいえば、愛と条件という軸をとった時にどこかの間にいる
    ・ 能力がないことは勇気がないこと、勇気がないことは自信がないこと、自信がないことは異質なものに対する耐性が弱いということ。「やっぱりつらいな」と思ってもいいんだ。そのときどんな感情になったかも含めたその経験の蓄積が君の自信につながっていく
    ・ 今の自分を認めて、それを一歩だけ進めればいい
    ・ 私たちが知りたいのは情報ではなく、この会社の根源的な価値の源泉だけだ(本質は何か)
    ・ これからの産業は、お金を儲けるための経済体を作るよりも、ある価値観を持った共同体を作るというふうにシフトする
    ・ 大事なことは知識や情報ではない。意識だ。知識は体験による身体感覚との結合をへて、初めて智恵となる。そして、物理的な環境の変化のみが意識変革をもたらす
    ・ 21世紀の3つのCはキュリオシティ(好奇心)、クリエイティビティ(創造力)、クレディビリティ(信用力)
    ・ コンテンツに価値があるのではない。メディアがコンテンツを規定する(シングルCDは頭出しを容易にした。ZARDは歌の最初にサビを持ってきて、メディアの力を最大限活かした)
    ・ 事業創造のフレームワーク 構想→顧客・ファイナンス・製品・組織→利益方程式
    ・ この世のあらゆるモジュール分解された資源は調達しうる
    ・ 成功の3つのパターン
    1) 快楽を追求すること
    2) 意味を追求すること
    3) やり続けること
    ・ 21世紀の人間の仕事は、アートとデザインしかない
    ・ 社会人は貢献意識があるかどうかが学生との違い
    ・ 受動から主体へ、自意識から他意識へ
    ・ 自己否定と向き合う。自分の嫌いな人間、許せないタイプの人間は自分自身のひとつの姿

  • 「Give & Give」を念頭に置く。
    自分が与えた人から何かが返ってくることを期待しない。ただ、自分が誰かに何かを与えたことを第三者が容易に追跡することができる社会になっている。そこで自分に「信用」が蓄積される。その結果、第三者から何かが返ってくることになる。

  • 題名の通りの自己啓発本。勉強になったことが沢山有ったな。新しい時代の話もあり、特に20代の方に多く読んで欲しい一冊。若造と年輩紳士との対話形式で話が進み読みやすい。

    特に「この世に他人など存在しない。他人とは自分の心に生まれた感情の破片に過ぎない。他者嫌悪の本質は自己嫌悪だよ。認められない他人は誰にでもいるが、その存在を認めること」の言葉は印象的だな。職場でも苦手な人がいるが、「その人は自分だ」と思えば、苦手とかの感覚も無くなる気がした。

    【学び】
    成功のコツは、成功するまで続けること
    継続する仕組みを作ること

    コミュニティーを強くすればするほど、お金を使わなくてすむ

    身だしなみ、それは他人に対する尊敬であり、愛でもある

    悩み、問題は他人との摩擦が生み出した自分の心の中にある感情のこと

    後10年で階層化の蓋が閉じる

    結婚は単なる制度であって、本質ではない
    大事なのは子供に注がれる愛情である

    一流大学ですごく優秀な人だけど、本質的に自分のキャリアアップにばかり意識を向けている人がいる。自分のプラスになることだけやろうとする。結果的に組織にとっては貢献にならない

    マスターとメンターを作れ。いなければ、弟子や後輩を作ると、いつの間にかメンターやマスターが見つかる。

    Podcast 英語をやろう

    貢献意識:他人に対して価値を出す、貢献するのが社会人。それを理解していない学生は多い。だから就職にはスキルが必要だと思ってしまう。

  •  対話形式で話が進んでいくので、どの年代にも読みやすいように思う。
     簡単な言葉ながら、その内容は大変貴重。どこまで自分に落とし込んで、理解し、かつ行動できるか。愉しくなってくる。

  • 普通の 仕事本 よくあるやつ

  • 若者と成功者の対話を通じて、何が必要なのか、問われる一冊。

    結構オススメ。

  • 現在は、経済活動を中心として世界はある程度繋がった。その為、あらゆるシステムや社会機構は肥大化している。そして、企業や国家は更に統合や編成の道を突き進み、システムを今以上にで巨大化しようと躍起になっている。しかし、経済的な恩恵を受けているのは一部で、多くの人は経済的な不安と向き合い生活している状況である。そして、大企業や国家を信頼の盾としたこの膨張した縦社会は、すでに限界にきていると感じる。象徴的なのが「旭化成建材の杭打ち強度偽装問題」だと思う。もちろん問題が企業側にあるのですが、信用信頼をどの程度まで社会に求めるのかが鍵となる。消費者が異常な程に完璧さを求めるがあまり、社会は足を引っ張り合う状況になっている。完璧さとは、求めれば求めるほど終わりがなく、微々たる隙間も許さない状況が果てしなく続く。その波紋をうけ人々の人間性が失われ、不信感を募らせることとなり、最終的には互いを縛ることになる。このような状況から脱却する為には、新たな価値観を模索しなければならない。あらゆる物、事柄に関し隙間やムラが存在することを受け入れなければならない。未来の社会は、縦の関係ではなく、お互が感性で結びついた横の繋がりでのコミニティー形成が重要だと思う。このような私の持論を巧みに表現し、足元にある未来を提示しているような書籍です。新たな価値観の創設、そして現代の若者が歩むべく道を示した素晴らしい内容となっている。

  • 若者が成功した紳士からアドバイスを語り口調で受けている。
    21世紀に必要な3cとは
    キュリオシティ(好奇心)
    クリエイティビティ(創造力)
    クレジット(信用力)

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著者プロフィール

山口揚平(やまぐち・ようへい)
事業家・思想家。早稲田大学政治経済学部卒・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。専門は貨幣論、情報化社会論。 1990年代より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、30歳で独立・起業。劇団経営、海外ビジネス研修プログラム事業をはじめとする複数の事 業、会社を運営するかたわら、執筆・講演活動を行っている。NHK「ニッポンのジレンマ」をはじめ、メディア出演多数。著書に、『知ってそうで知らなかったほんとうの株のしくみ』(PHP文庫)、『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社)、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(KADOKAWA)、『なぜ ゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)、『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)、『新しい時代のお金の教科書』(ちくまプリマー新書)などがある。

「2021年 『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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