限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797385410

作品紹介・あらすじ

★リオ・オリンピック2016開催で注目!
オリンピック3度出場の侍ハードラーが明かす、心のブレーキの外し方。

★「考え方を変えれば、結果は変わる!」
アスリートからビジネスマンまで。
ストッパーを消して、劇的にパフォーマンスが上げる心の操縦法とは?

★あなたも、みずから「限界の檻」に入っていませんか?
心理学で明らかにされる、あなたの可能性をおさえる空気の正体……


3度のオリンピックに出場、400mハードルの日本記録保持者でもある著者が
心理学・行動科学の研究と出会い、自らの体験・アスリートの成功と挫折を
分析するなかでたどりついた境地。

「目標設定」「まわりの期待」「努力」「夢」…

これまで、モチベーションと思われていたものは
すべて、限界をつくり、才能にふたをする障害だった。


100メートル走で世界記録が出たとたんに、続々と記録を破る人が続く。
メジャーリーグで一人成功すると、次に続く人がどんどん現れる。。

人間にとって「限界」とは何なのか。
それは、脳の思い込み。自分で作った檻なのではないか――。
本書は、自分の眠った才能を発揮したいというビジネスパーソンに向けて、
これまでとはまったく別のアプローチで提示する、枠を超える発想術。


【内容より】
・目標には下方修正すべきときがある
・集中力が続かないのは、意志が弱いからではない
・努力は夢中に勝てない
・生まれつきの差は絶対に埋められないか
・自分の役割を演じるのをやめてみる
・期待に応えようとするとうまくいかないメカニズム
・自分探しはいきづまる
・憧れの人をめざす功罪
・「成功体験」は最大の障壁である
・わがままな人ほどモチベーションが続く
・失敗しても誰も助けてくれない
・事前準備は、しないほうがいいときもある
・無知を味方につける
・「お金や出世」のためにがんばる代償
・根性が通用する世界と、通用しない世界がある
・反復練習の落とし穴
・「自分ルール」を変えて、自分を意図的に驚かす
・他人の無茶ぶりに、100%「イエス」という
・となりの世界に勝てるフィールドがある
・「向いてない」ものにこそヒントがある
・「自信があるフリ」をすると脳はダマされる
・感情をコントロールしたければ、環境をコントロールせよ
……など

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ納得、その通り、期待とおりに面白い

  • トップアスリートならではの境地にいた人だからこそ、経験する「限界」。それを一般人にもわかりやすく解説していて、かつ、その「限界」の檻から抜け出すためのノウハウやケースが記されており、限界突破したい方にはおすすめの本。自分が檻に入っているなと思ったら、一時的にパフォーマンス力が落ちても、新たな挑戦を試み、アップデートすることに力を注ぎたい。

  • 自分の思い込みから作られる「限界」を超えるための心構えが書かれた本。印象深かったのは、努力は「他にやりたいことがあるのに、できない」という葛藤とセットになっている、という教えだった。努力している間に、他にやりたいことを我慢していることも、自分で限界を作っていることなのだと理解した。自分の意識を管理して限界を超えようとした著者は、何かを達成しようと頑張っている時の感情も管理しようとしているので驚いた。自分は努力は必要とも不要とも思わなかったが、努力して自分に負荷をかけるべき時とそうでない時を慎重に見極めたいとは思った。

  • 限界を無意識に自分や空気が決めているとするのは腑に落ちる。
    限界の外し方には工夫が必要だが、意識していれば出来るのかもしれない。

  • 為末大さんの本をまだ読んだことないので。

  • いいこと書いてあった。
    なんだけど、限界まで頑張ったから限界がわかったって矛盾じゃない?

  • 限界に挑戦してきた、オリンピックレベルのアスリートだからこその納得感。
    自身の経験の言語化、アスリートに聴いた話の言語化。

    それが日常のレベルまで、落とし込まれていて、普通のビジネスマンの日常にもいかせそう。

    特に、無駄に自分を追い詰めている身としては、ここが響きました。

    “今日はこれをやろうとはじめてみたけれど、今がタイミングじゃないなと思ったら、無理をしない。
    昨日の自分と、今日の自分と、明日の自分が同じだとはかぎらないのだから、そのときの自分の調子や感情に合わせながら、やることを変えていく。  
    こうした柔軟性こそが、継続力を高めるといえるでしょう”

  • タイトルに惹かれて手にした一冊
    陸上に限らず幅広い業界の人に役立つ内容
    思考の変化➕環境の変化➡️限界突破

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 陸上競技部

    請求記号:159/Ta  
    所蔵館 2号館図書館

  • 為末さんはライターとしても才能がある。 競技者目線から限界について書かれています。自分の行なっている競技に置き換えてよめば、競技者のメンタルを高いレベルに持っていけます。

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著者プロフィール

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2021年12月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行なう。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。YouTube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社新書)、『諦める力』(プレジデント社、小学館文庫プレジデントセレクト)など。

「2022年 『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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